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ロシアFAQ目次

Russian Corvette Svetania, 1862

(こちらより引用)


 【link】

「Strategy Page」◆(2013/04/17) SURFACE FORCES : Buyan The Giant Killer
 ロシア沿岸警備隊のコルヴェット「Buyan-M」型について

「ロシア・ソ連海軍」:警備艦「ネウストラシムイ」,対艦ミサイル搭載?

新「六課」◆(2012/04/17)小型砲艦マハチカラは2012年末に就役する

新「六課」◆(2012/05/10)ゲパルト級警備艦ダゲスタンは2012年夏に就役できる

新「六課」◆(2012/05/25) ゲパルト級警備艦ダゲスタンはカリブルの発射試験を行なった

新「六課」◆(2012/08/25) 小型ロケット艦ゼレヌイ・ドルは8月29日に起工される

新「六課」◆(2012/11/15) ロシア太平洋艦隊の為の2隻の新型コルベットの建造は価格を巡る問題により遅延する

「六課」ACS◆(2013/01/22) 新世代コルベット「ボイキー」に100mm砲が設置された

「六課」ACS◆(2013/01/23) コルベット「ボイキー」はサンクトペテルブルクを出港した

「六課」ACS◆(2013/01/27) 小型ロケット艦セルプホフは起工された

「六課」ACS◆(2013/02/04) 最新コルベット「ボイキー」はバルチースクへ到着した

「六課」ACS◆(2013/02/11) 最新コルベット「ボイキー」は航海試験を再開した

「六課」ACS◆(2013/02/16) 最新コルベット「ボイキー」は初めて100mm砲を撃った

「六課」ACS◆(2013/02/28) プロジェクト20385コルベット,建造中止?

「六課」ACS◆(2013/03/02) 最新鋭コルベット「ボイキー」にKa-27対潜ヘリが初着艦した

「六課」ACS◆(2013/03/15) 最新コルベット「ボイキー」の国家試験が始まった

「六課」ACS◆(2013/02/22) ロシア太平洋艦隊の為の新型コルベットの建造は遅延する

「六課」ACS◆(2013/03/31) 最新コルベット「ボイキー」は対艦ミサイルを発射した

「六課」ACS◆(2013/04/04) 2隻目のプロジェクト20385コルベットのプレートカットが開始された

「六課」ACS◆(2013/04/11) 最新コルベット「ボイキー」の航海試験は全て完了した

「六課」ACS◆(2013/04/17) 最新コルベット「ボイキー」は最終検査の為にサンクトペテルブルクへ戻った

「六課」ACS◆(2013/04/18) コルベット「ボイキー」は2013年5月末-6月初頭にロシア海軍へ引き渡される

「六課」ACS◆(2013/05/01) 改ステレグーシチー型コルベット2番艦は2013年7月末に起工される

「六課」ACS◆(2013/05/05) エアクッションロケット艦ボラはイスタンブールへ向かった
 ミサイル・コルベット

「六課」ACS◆(2013/05/06) コルベット「ボイキー」は2013年5月16日にロシア海軍へ引き渡される

「六課」ACS◆(2013/05/17) コルベット「ソーブラジテルヌイ」は修理を終えて復帰した

「六課」ACS◆(2013/05/17) 最新コルベット「ボイキー」はバルト艦隊創設310周年記念観艦式に参加する

「六課ACS」◆(2013/11/23) ロシア海軍は2018-2020年に最初のモジュール艦(コルベット)を受領する

「六課ACS」◆(2013/12/10) 小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとウグリーチはカリブル有翼ミサイルを発射した

「六課ACS」◆(2014/01/08) ロシア海軍はモジュール艦(コルベット)の建造計画を承認した

「六課ACS」◆(2014/02/28) ロシア国防省は太平洋艦隊向けコルベットの建造価格増加に同意した

「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/5/29) ロシア黒海艦隊の為の小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォが起工された

「六課」ACS◆(2013/07/10) 新型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクの航海試験が始まった

「六課」ACS◆(2013/09/29) 新型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクはカリブル対艦ミサイルを発射した

「六課」ACS◆(2013/11/15) 警備艦アドミラル・イストミンが起工された


 【質問】
 「アストラハン」級について教えてください.

 【回答】
 1番艦が2006年9月1日にロシア海軍へ引き渡された新型哨戒艇(砲艦)
 ロシア側名称は,プロジェクト21630「ブヤン」型です.
 ロシアの200海里経済海域保護を目的とする沿岸警備用艦艇で,設計はゼレノドルスコイェ設計局.
 写真(下掲)を見ると,艦前部のA-190型100mm単装砲がひときわ目立っておりますが,海外のサイトを見ても"Gun-Boat"と表記されています.正に「砲艦」ですね.

 満載排水量550トン,速力28ノット.
 一見して分かる通り,ステルスデザインが採用されています.
 ロシア海軍の正式な類別である「小型砲艦」(Malyy Artilleryysky Korabl')という名称の通り,主兵装は,艦首のA-190100mm単装砲1基です.
 この他,30mmガトリング砲2基,イグラ1M近接対空ミサイル連装発射機1基などが装備されております.

 現在のところ,以下の艦が建造されています.
(全艦サンクトペテルブルク市のアルマーズ造船所で建造)

・アストラハン:2004年1月30日起工/2005年10月7日進水/2006年9月1日就役
・カスピースク:2005年2月23日起工
・マハチカラ:アルマーズ造船所(サンクト・ペテルブルク市)公式サイト
http://www.almaz.spb.ru/home/news-e/n2006-03.asp
によれば2006年3月24日,起工.
 起工式には,ロシア海軍総司令官ウラジミール・マソリン大将も出席.

http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq39m16.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq39m16b.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq39m16c.jpg

 御覧の通り,全てカスピ海沿岸の地名が付けられております.

 ロシア海軍は,カスピ小艦隊用に本型を7隻調達する予定です.

シア・クァンファ in mixi &
Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜

 【関連リンク】

「ロシア・ソ連海軍」:哨戒艇「アストラハン」その1

「ロシア・ソ連海軍」:哨戒艇「アストラハン」その2


 【質問】
 「ヴォルゴドンスク」とは?

 【回答】
 アストラハン型砲艦の2番艦.
 2011年12月20日,バルチースク海軍基地でロシア海軍へ引き渡されました.
小型砲艦「ヴォルゴドンスク」

 『中央海軍ポータル』(フロートコム)より.

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【小型砲艦「ヴォルゴドンスク」はロシア海軍の編制に加入した】
2011年12月28日

 プロジェクト21630小型砲艦「ヴォルゴドンスク」のロシア海軍への納入文書へ署名が行われた.
 これは,『中央海軍のポータル』が,防衛産業関係者から得た情報である.

 小型砲艦「ヴォルゴドンスク」は,国家試験が正常に完了した後の12月20日,バルト艦隊の主要基地バルチースクにおいて,ロシア海軍への納入証明書への署名が行われた.
 これは,サンクト・ペテルブルク市の株式会社「造船商会アルマズ」で建造された,プロジェクト21630「ブヤン」シリーズの最初の同型艦である.

 小型砲艦の1番艦「アストラハン」は,2006年にカスピ小艦隊の編制に加入し,カスピ小艦隊の水域艦艇部隊に所属し,アストラハン基地に駐留している.

 2011年5月,小型砲艦「ヴォルゴドンスク」は,サンクトペテルブルク港で開催される,国際海事防衛展示会(IMDS-2011)に出展される,と初めて発表された.
 先の同型艦と同様に,「ヴォルゴドンスク」はカスピ小艦隊の一員となる.

 当初,同艦は,2011年末までに内陸水路を通航して,カスピ海へ移動する予定だった.
 しかし,株式会社「機械製造工場アルセナル」の,A190-01砲塔の納期遅れにより,国家試験を完了できない為,初秋に海軍司令官ウラジーミル・ヴィソツキーは,小型砲艦のバルチースクへの移動を決定した.

 同艦は,バルチースク海軍基地で冬を越し,川が解氷し,内陸水路が通航可能になる2012年春に常駐基地となるアストラハンへ行く.
 同艦がアストラハンに到着後,2012年春,同艦および「ヴォルゴドンスク」市の代表者により,海軍旗掲揚式典が執り行われる.
--------------------------------------------------------------------------------

 記事中の「A-190-01砲塔」は,「ヴォルゴドンスク」の主砲である100mm単装砲です.
 「主砲」の納期が遅れた為,「ヴォルゴドンスク」の就役スケジュールは数か月遅れたという事でしょう.

[株式会社「機械製造工場アルセナル」公式サイト]
 1711年に創立され,昨年(2011年)で創業300周年を迎えました.

ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課
2012/1/2(月) 午後 8:01

青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「マハチカラ」とは?

 【回答】
 プロジェクト21630「ブヤーン」小型砲艦(≒哨戒艇)の3番艦.
 この艦名は,ダゲスタン共和国の首都の名前に因む.

 同艦はゼレノドリスク計画設計局により開発された.
 2006年3月24日,サンクト-ペテルブルクのアルマーズ造船所にて起工.
 2012年4月27日,進水.
 2012年12月4日,ロシア海軍への受領-引渡証書への署名が行なわれ,ロシア海軍へ引き渡された.
 2013年3月2日,初めてロシア海軍旗(聖アンドレイ旗)が掲揚され,正式にロシア海軍へ就役した.

 「マハチカラ」は,1番艦「アストラハン」及び2番艦「ヴォルゴドンスク」と同様,カスピ小艦隊へ編入される.

 艦は「ステルス」技術を用いて建造され,汎用砲塔A-190,2基の30mm6銃身機銃AK-306,後部40連装122mm火力射撃システム「グラード-M」を装備する.
 「マハチカラ」は,低い乾舷と高機動性により,カスピ海沿岸ゾーンのみならず,川や河口においても広範囲の任務を遂行できる.

 プロジェクト21630小型砲艦の建造は3番艦「マハチカラ」で終了し,今後は,拡大発展型の小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤーン-M」の建造へと移行する.

 【参考ページ】
http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-686.html
http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-213.html

「マハチカラ」
faq131013mh.jpg
faq131013mh2.jpg
(こちらより引用)

【ぐんじさんぎょう】, 2013/10/14 20:00
を加筆改修


 【質問】
 プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦とは?

 【回答】
 現在,ロシア海軍は,プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦を建造しています.
 ブヤン-Mは,プロジェクト21630「ブヤン」(アストラハン型)小型砲艦をベースにしたロケット艦です.
[砲艦アストラハン型]

 船体サイズは,アストラハン型よりも一回り大きくなりました.

[プロジェクト21631「ブヤン-M」]
満載排水量:949t
全長:74.1m
幅:11m
吃水:2.6m
ウォータージェット推進
速力:25ノット
航続距離:1500海里
乗員:29〜36名
兵装
A-190M 100mm単装砲×1
7.62mm機関銃×3
14.5mm機関銃×2
汎用ミサイル発射機3R-14UKSK×1(カリブルあるいはオーニクス8発)
高射ミサイル複合体グブカ×2
近接防御ガトリング砲AK-630M2ドゥエト×1

 主兵装の対艦ミサイルは,垂直発射機3R-14UKSKから発射されるカリブル(クラブ)あるいはオーニクスです.
[汎用ミサイル垂直発射機3R-14UKSK]

ブヤン-Mには,これまでロシア本国を含めどこも採用しなかったAK-630M2ドゥエト(ファイアスワームCIWS)が,初めて搭載されます.
[AK-630M1-2「ファイアスワーム」30mmCIWS]

 プロジェクト21631は,A.M.ゴーリキー名称記念ゼレノドリスク造船工場で建造されています.

グラード・スヴィヤージスクГрад Свияжск:2010年8月27日起工
ウグリーチУглич:2011年7月22日起工
ヴェリキー・ウスチョグВеликий Устюг:2011年8月27日起工

 1番艦グラード・スヴィヤージスクは,カスピ小艦隊に配備される予定です.

 プロジェクト21631は,今のところ,10隻程度の建造を目指しています.
 このうち5隻は,黒海艦隊に配備される予定です.

プロジェクト21631「ブヤン-M」

ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課
2012/1/3(火) 午後 8:19

青文字:加筆改修部分


 【質問】
 グリシャV型「コレーツ」について教えられたし.

 【回答】
 西側では,「グリシャV」Grisha-V型のコード名で知られている プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦のMPK-222(МПК-222)
 MPK(МПК)は,「小型対潜艦」(Малый Противолодочный Корабль)の略です.

 本艦は,極東方面のハバロフスク造船所で建造されました.

1987年1月7日起工,1989年12月20日就役.
1990年2月28日,太平洋艦隊に編入.

 その後は,ウラジオストク港内のウリス湾を母港とし,ソヴィエト解体後も活動を続けました.

 露日戦争中の1904年2月9日,韓国仁川沖で日本海軍と交戦,沈没した砲艦「コレーツ」というロシア軍艦が有りました.
 「コレーツ」とは,ロシア語で「高麗(狭義では936年〜1392年まで有った朝鮮の王朝,広義では,朝鮮そのものを指す名称)」を意味します.

 2004年2月10日,「コレーツ」は親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」,大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と共に韓国を訪問しました.
(写真2,3枚目)
 ちょうど先代「コレーツ」が仁川沖で日本海軍と交戦,沈没した日から100年が過ぎていました.
(というか,それを狙って訪問したのですが)

 MPK-222「コレーツ」は,ウリス湾の第165水上艦艇旅団・第11対潜艦大隊に所属し,今もなお,稼働状態にあります.

http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq39m1124Mg.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq39m1124Mg02.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq39m1124Mg03.jpg

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/11/26(月) 午後 7:48


 【質問】
 なぜ露艦に「コレーツ」という名称が復活したのか? 韓国人は,それについての反感はないのか?

 【回答】
 反感も何も,命名は韓国海軍の提督の提言による.

ロシア太平洋艦隊司令部を訪問した韓国海軍の宗根浩中将が,フィヨドロフ太平洋艦隊司令官に,
「コレーツの将兵の霊を慰め,新たな韓露親善の意味で艦名を復活してはどうか?」
と提案したところ,ロシア海軍は2003年8月に,グリシャV Grisha V型警備艦のMPK222をコレーツ Korietz と改名した.

 そして〔略〕仁川沖海戦から百周年を記念し,本年2月に,太平洋艦隊司令官がワリヤーグ Varyag,コレーツなどを率い,仁川港を訪問し,ロシア海軍の水兵帽を刻んだ,幅,高さ,奥行き各3mの記念碑を建てたが,そこにはロシア語,韓国語,英語で,戦没水兵達の愛国精神を称える碑文が刻まれているという.

※        ※        ※

 百年前にロシア海軍がコレーツ(高麗)と命名したのは,韓国侵略に備えて,その沿岸の測量などを行う意図からで,ロシア海軍の基地を建設する事前調査でもあったのだろう.
 砲艦外交を展開したワリヤーグと,基地を得るため,韓国領海内を測深したコレーツ,言葉を変えれば侵略の先兵であった艦名が復活したわけだが,韓国マスコミは「ロシアの善意」と伝え,反対論は少ない.

(平間洋一〔元防衛大学校教授〕 from「世界の艦船」2004年12月号,p.97)

 ちなみに,韓国人は百年前の「コレーツ」については,次のように考えているという.

 百年前のロシア海軍が何故それを艦名にしたのかについて真相は不明だが,韓国海軍の関係者は,
「ロシア人達が沿海州にいた高麗(韓国)人達の勤勉さなどを高く評価していたからではないか」
という.

(黒田勝弘著「韓国は不思議な隣人」,産経新聞出版,2005/7/30, p.84)

 一方,「お願いしたというのは曲解だ」とする見解もある.

それから198年後,韓国海軍の宗根浩中将がウラジオストクを訪問した際
ロシア側に「"コレーツ"という艦名を復活させてはどうでしょう?」と提案しました.

この時,ロシア太平洋艦隊旗艦は,1904年2月9日,韓国仁川沖で「コレーツ」と共に
日本海軍と戦い,「コレーツ」と共に沈没した巡洋艦と同名の「ワリャーグ」だったのですが
宗根浩中将は「ワリャーグが有るならコレーツが有ってもいいじゃないか」と思ったようです.

これを受けて2003年8月,「名無し」だったMPK-222は「コレーツ」Кореецと命名されました.

ただ,一部では
「韓国はロシアにお願いして,(ロシア軍艦に)"コレーツ"という名前を付けて貰った」
などと曲解されているようですが・・・・

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/11/26(月) 午後 7:48

Grisha V Class
(画像引用元:FAS


 【質問】
 グリシャV型「スーズダレッツ」について教えられたし.

 【回答】
 小型対潜艦MPK-118「スーズダレッツ」(071)
Малый противолодочный корабль МПК-118 ("Суздалец")
は,西側ではグリシャV型(Grisha-V)のコード名で知られるプロジェクト1124Mの1隻です.
(Малый противолодочный корабль пр.1124М)

 キエフ市のレニンスカヤ・クズニーツァ工廠で建造.
(завод"Ленинская кузница")

1981年8月1日,起工
1983年1月19日,海軍籍登録
1983年3月27日,進水
1983年10月3日,海軍へ引き渡し
1983年11月3日,黒海艦隊編入

1984年4月10日〜1992年2月15日までは「コムソモーレッツ・モルダヴィー」
(Комсомолец Молдавии)という名前でした.

1986年,1991年,1999年,海軍総司令官より対潜戦闘賞を授与されました.

1997年7月27日,ロシア海軍旗を初掲揚.

1999年4月5日,「スーズダレッツ」と命名.

 「スーズダレッツ」は,第68水域警備旅団・第400対潜艦大隊に所属し,セヴァストーポリを母港としています.

2008年8月8日,グルジア軍の南オセチア共和国首都ツヒンヴァリ砲撃により,南オセチア紛争勃発.
 ロシア海軍は,アブハジア共和国へ黒海艦隊所属艦艇を派遣.
 その中に「スーズダレッツ」も含まれていました.

8月10日,「スーズダレッツ」および小型ロケット艦「ミラーシュ」を含むロシア艦艇支隊は,グルジア海軍戦闘艇部隊とアブハジア沖で交戦.

しかし,僚艦の「ミラーシュ」に,グルジア海軍艇撃沈という美味しい所を持って行かれ,対艦攻撃力は無いに等しい本艦は,「ただ居ただけ」でした.

 ニコニコ動画より.
『アブハジア沖海戦(2008/8/10)の詳細な説明〜CG配置図つき〜』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4713375

 コメントで,小型対潜艦「スーズダレッツ」は,「駆逐艦ナントカ」と紹介されています・・・(^^;

 8月13日,「スーズダレッツ」は,ポチ港へ逃げ込んだグルジア海軍艇を爆破する為,ロシア海軍スペツナズを乗せた揚陸艦をエスコートしてポチ沖へ進出.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/34567753.html

 南オセチア紛争における本艦は,地味な役割に終始しました.

2006年3月8日撮影

枚目:2006年7月25日撮影

2008年4月6日撮影

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/10/4(土) 午後 9:09


 【質問】
 「計画1154」小型対潜艦について教えられたし.

 【回答】

 プロジェクト11540の原型である小型対潜艦プロジェクト1154は,当初,プロジェクト1124(グリシャ級)の発展型の1500トン級のコルベットとして計画されました.
 プロジェクト1154の設計は,1972年にゼレノドリスク計画設計局により開始され,1975年案では満載排水量1500t,1976年には1700t,1979年には2000t,更にはヘリを搭載して2500tと大型化していきました.
 そして1981年,プロジェクト1154小型対潜艦は,更に大型化したプロジェクト11540警備艦として,新たに設計される事になりました.

プロジェクト1154

「六課」ACS,2013/03/06
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「ゲパルト」型警備艦について教えられたし.

 【回答】
 プロジェクト11661「ゲパルト」型警備艦は,ロシア・ソ連海軍向けに大量建造されたプロジェクト1124(グリシャ型)小型対潜艦の拡大発展型であり,1124型を拡大し,対潜,対空能力に加え,対水上打撃力も付け加えた小型汎用艦となっております.

 11661型の主要目は以下の通りです.

基準排水量:1,500t
満載排水量:1,930t
全長:102.2m
幅:13.8m
喫水:5.3m
機関:CODOG,巡航用ディーゼル×1基・7,375馬力,高速用ガスタービン×2基・36,000馬力
速力:28ノット
航続距離:14ノットで3,800海里
兵装:ウラン(SS-N-25)対艦ミサイル4連装発射筒×2基
オーサM(SA-N-4)短距離対空ミサイル2連装発射機×1基
AK-176 76mm単装砲×1基
AK-630 30mmガトリング砲×2基
RBU-6000ロケット爆雷12連装発射機×1基
533mm2連装魚雷発射管×2基
乗員:110名

 1番艦タタールスタンは,ロシア内陸部のゼレノドルスクに位置するゴーリキー名称記念造船所で
1992年9月15日に起工
1993年7月進水.
 しかし,その後の工事は財政難により遅れに遅れ,2002年7月12日にようやく就役に漕ぎ着けました.

 11661型は,低コストのお手軽なコルベットとして海外への輸出も期待されていたのですが,2000年代に入り,新世代ステルスコルベット20380型が登場,1番艦が完成する前から陳腐化してしまいました.

 そのような状況の中,1番艦タタールスタンは,2002年にようやく就役.
 同艦はカスピ小艦隊に配備され,同艦隊旗艦を務めています.
 2番艦ダゲスタンも2007年に竣工したようです.

 現在就役中のタタールスタンは,艦後部に可変ソナーを搭載していますが,海外向けに,ソナーを撤去して艦後部をヘリコプター発着甲板とし,対空兵装を「ソスナP」近接防御システム3基にしたタイプ(ゲパルト3.9型)も提案されており,ベトナム向けに2隻が建造中です.
 同国海軍へは,2007年と2008年に引き渡される予定です.

1枚目:プロジェクト11661(タタールスタン)

2枚目:プロジェクト11661(ゲパルト3.9型)

就役後のタタールスタン

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/5/16(水) 午後 8:06


 【質問】
 警備艦「ダゲスタン」について教えられたし.

 【回答】
 プロジェクト11661K警備艦の2番艦「ダゲスタン」は,1990年頃に起工されました.
 元々はインド海軍向けとして建造されていたのですが,1995年にインドが発注をキャンセルした為,工事は中断されました.

 その後,ロシア海軍が引き取る事になり,工事は再開され,2011年4月4日に進水しました.
[「ゲパルト」級2番艦「ダゲスタン」近況]

 その後,黒海へ回航されて工場航海試験を行なっている最中,ノヴォロシースクで嵐の為に損傷し,2011年末の就役は延期される事になりました.
[「ゲパルト」級2番艦「ダゲスタン」修理費負担問題]

 修理後,引き続き黒海で就役前の国家試験を実施しており,今年7月初頭にカスピ海へ移動しました.
[ゲパルト級警備艦ダゲスタンは今年7-8月に就役する]
[ゲパルト級警備艦ダゲスタンは2012年夏に就役できる]
[ゲパルト級警備艦ダゲスタンはカリブルの発射試験を行なった]
[カスピ小艦隊に2隻の新型艦が補充される]

 その後,カスピ海で「カリブル」有翼ミサイルの試射に成功しました.

 7月29日のロシア海軍記念日観艦式には,姉妹艦「タタールスタン」と共に参加しました.

 そして2012年11月28日,ロシア連邦海軍へ引き渡され,カスピ小艦隊へ編入されました.
 株式会社『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』公式サイトより

------------
2012年11月28日
【ロケット艦「ダゲスタン」海軍旗掲揚式典が行なわれた】

 2012年11月28日,マハチカラ商業港において,カスピ小艦隊へ最新ロケット艦「ダゲスタン」が引き渡された.
 同艦は,株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」(現在は株式会社ホールディングカンパニー「アク-バルス」のグループ会社)で建造された.
 こうして,プロジェクト11661Kの2番艦はロシア海軍の編制へ加入した.

 「ダゲスタン」は,1番艦「タタールスタン」〜カスピ小艦隊旗艦〜に比べて,全体的に改善されている.

 「ダゲスタン」海軍旗掲揚式典には,
ダゲスタン共和国大統領マゴメドサラム・マゴメドフ,
カスピ小艦隊司令官セルゲイ・アレクミンスキー少将,
株式会社ホールディングカンパニー「アク-バルス」総取締役イワン・エゴーロフ,
株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」総取締役レナート・ミスタホフが出席した.
------------

 「ダゲスタン」は,1番艦「タタールスタン」と兵装が異なっています.
 「タタールスタン」は対艦ミサイル複合体「ウラン」を装備していましたが,「ダゲスタン」は有翼ミサイル複合体「カリブル」に換装されています.
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

 この他,1番艦で装備されていた高射ミサイル複合体「オーサ-MA2」は廃止されています.
 更に,近接防御用として新型の高射ミサイル砲複合体「パラシ」を装備しています.

新「六課」,2012/12/03
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「ゲパルト」級2番艦「ダゲスタン」修理費負担問題とは?

 【回答】
 昨年(2011年)末に就役する予定だった,ロシア海軍の「ゲパルト」級警備艦2番艦「ダゲスタン」ですが,昨年11月の嵐で損傷し,その修理費用を誰が負担するのかで揉めているようです.

 『中央海軍ポータル』(フロートコム)より.

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2012年1月25日
【ゼレノドリスク工場と海軍は,警備艦「ダゲスタン」の修理問題について,見積費用60万ルーブルで合意できなかった】

 カスピ小艦隊の為に,ゼレノドリスクで建造された最新警備艦「ダゲスタン」は,昨年(2011年)11月,ノヴォロシースクにおいて嵐の為に損傷した.
 修理費用は60万ルーブルと見積もられている.

 (ロシア)海軍とゼレノドリスク造船工場の交渉が,不十分であるが故に,修理は遅延するだろう.
 2隻のロケット艦-「タタールスタン」と「ダゲスタン」-のタンデム製造の結果,カスピ海は危機にさらされる.

 工場は,これ(修理)のコストを60万ルーブルと見積もり,国防省が費用を補償する事に同意した.
 しかし,同艦が未だ海軍の編制に加入していない時期に起こった事故である為,彼ら(ロシア海軍)は,艦の修理費用を払うべきではないと考えている.

 カスピ小艦隊司令部は,工場との合意では,工場試験と乗組員の訓練を合わせて行なう事になっているが故に,正規の軍の乗員が奔走する必要は無いと考えている.
 新聞「カザンの夕方」は報じた.

 一方,黒海艦隊司令部当局は,ノヴォロシースク海軍基地に居た「ダゲスタン」で発生した事故の責任は,カスピ小艦隊乗員にあると主張している.

 現在,「ダゲスタン」は,まだノヴォロシースク海軍基地の桟橋に居る.
 40名のゼレノドリスク工場専門技術者は,2ヶ月で船体外部の損傷を取り除いた.
--------------------------------------------------------------------------------

 まだロシア海軍に就役していない「ダゲスタン」は,昨年秋に海洋試験の為,黒海沿岸のノヴォロシースク海軍基地へ回航されていました.
[「ゲパルト」級2番艦「ダゲスタン」近況]

 そして,ノヴォロシースク海軍基地に居た時,嵐に遭って損傷したようです.

 嵐で損傷した時の「ダゲスタン」は
・ロシア海軍に引き渡される前だった.
・カスピ小艦隊所属の将兵が乗っていた.
・カスピ小艦隊の管轄海域ではなく,黒海艦隊管轄下のノヴォロシースク海軍基地に居た.
という,非常にややこしい状況にありました.

 この記事によると,ゼレノドリスク工場側は,修理費用を国防省(海軍)が負担すべきだと主張し,海軍側は,まだ海軍に引き渡されていないから,修理費用を軍が払う必要はないと主張しているようです.
 更には海軍部内でも,カスピ小艦隊と黒海艦隊で,「ダゲスタン」損傷の責任問題で揉めているようです.

 新鋭警備艦「ダゲスタン」の就役(ロシア海軍への引き渡し)は,何時になるのでしょうか・・・・?

ゼレノドリスク造船工場(ゴーリキー記念造船所)

ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課
2012/1/26(木) 午後 5:43

青文字:加筆改修部分


 【質問】
 SESコルベット「サムム」について教えられたし.

 【回答】
 SES(Surface-Effect Ship,表面効果船)と呼ばれる特殊船型を採用したロシア海軍ミサイル・コルベット「サムム」Самумは,プロジェクト1239「シヴーチ」Сивуч型の2番艦です.
 西側では「ダーガチ」Dergach型のコード名で知られています.

 ロシア海軍では,
"Ракетный корабль на воздушной подушке" (エアクッション・ロケット艦)
に分類されています.

 起工当初は,MRK-17(МРК-17)という名前でしたが,1992年3月18日,「サムム」(Samum,砂漠の熱風)と改名されました.

1991年9月,ゼレドノルスク工廠で起工.
1992年3月,洋上公試開始.
1992年10月12日,艤装工事終了.
1992年11月,ケルチ進出.
1993年3月,セヴァストポリ進出.
1993年10月,再びゼレノドルスク工廠へ回航.
1994年9月,バルト海へ回航.
1996年12月より,バルチースクで各種テスト.
2000年2月26日,バルト艦隊の第36ロケット艦旅団に編入.
2002年,黒海に回航され,黒海艦隊の第41ロケット艦旅団に編入.

 55ノットの高速と,超音速対艦ミサイル「モスキート」4連装発射筒2基(ミサイル8発)などの重武装を誇るミサイルコルベットですが,2隻しか建造されませんでした.

 写真は2007年9月12日に撮影された最新のものです.

http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq39m1239s.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq39m1239s02.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq39m1239s03.jpg

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/9/20(木) 午後 8:52

 【関連リンク】
「ロシア・ソ連海軍」:SES型コルベット「サムム」近影(2008年1月28日)

「ロシア・ソ連海軍」:SESコルベット「ボラ」近影(2008年9月22日)


 【質問】
 パウクII型コルベットって何?

 【回答】
 パウクII PaukII 型は,計画1241.2Pの輸出型として,ソ連が開発した小型対潜艦で,ロシアでは計画1241.2PE ,または計画1241PEと呼ばれる.
 計画1241.2Pは,「タランタル Tarantul」型(計画1241)の派生型の一つで,西側ではパウクI型と呼ばれている.
 インドに4隻,キューバに1隻が輸出された他,1990〜1991年に,イラク向けにも3隻が起工されたが,対イラク国際禁輸措置から納入は見送られた.

 【参考ページ】
http://ja.wikipedia.org/wiki/タランタル型コルベット
http://en.wikipedia.org/wiki/Pauk_class_corvette
http://ru.wikipedia.org/wiki/Малые_противолодочные_корабли_проекта_1241.2
http://www.militaryphotos.net/forums/showthread.php?149472-Bluffer%92s-guide-Fortress-Cuba
http://www.globalsecurity.org/military/world/cuba/warships.htm

пр.12412ПЭ 2面図
(こちらより引用)

イラクへの輸出が取りやめになり,2隻(1隻は工事中止後解体)が今はロシア国境軍に属するパウクII型(模型)
faq120313pk.jpg
faq120313pk2.jpg
faq120313pk3.jpg
(こちらより引用)

【ぐんじさんぎょう】,2012/03/13 20:10
を加筆改修


 【質問】
 プロジェクト12441「グロム」型警備艦とは?

 【回答】
 計画自体は1980年代後半にスタートし,当初は,新型艦載兵器のテスト用プラットフォームとして建造されるはずでした.

 プロジェクト12440として設計案が纏まったのは1991年ですが,その後,設計変更が行われ,搭載兵器は変更され,外見もステルス概念が取り入れられました.

 1997年に纏まった最終要目では,以下の様になるはずでした.

[プロジェクト12441]
基準排水量:2,560t
全長:121m
幅:14.1m
主機:ガスタービン4基(COGAG),2軸
出力:巡航用タービン2基12,000馬力/ブースト用タービン2基37,000馬力
速力:31ノット
航続距離:4,800海里/12ノット
兵装:オーニクス対艦ミサイル垂直発射機6基
ポリメント個艦防空ミサイル8連装垂直発射機4基
メドヴェドカ対潜ミサイル4連装発射機2基
100mm単装砲1基
30mmガトリング砲1基
搭載機:ヘリコプター1機
乗員:210名

 1番艦「ノーウィック」は,1997年7月26日起工.
 しかし,財政難から建造工事は遅々として進まず,2004年には,進捗度30パーセント程度でストップしてしまいました.
 2005年に至り,ついに警備艦としての建造計画は中止されました.

 「ノーウィック」は「ボロジノ」と改名,また設計変更され,今度はプロジェクト1244U練習艦として完成させる予定です.

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2006/10/28(土) 午後 8:32

青文字:加筆改修部分

 『ロシアの造船業』より,ヤンタリ造船所で建造(停止)中のプロジェクト11540警備艦3番艦トゥマンと練習艦ボロジノの現状.

――――――
造船工場「ヤンタリ」には,「停止中の」ロシア海軍の2隻の軍艦の未完成船体が在る

 「ヤンタリ」工場管理部は,プロジェクト11540警備艦および練習艦「ボロジノ」の未完成船体の,今後の運命についての情報を持っていない.
「これまでにロシア海軍総司令部は,これらの艦の船体の今後についての決定を下していません」
と,同社広報官セルゲイ・ミハイロフは,「新カリーニングラード」特派員に伝えた.

 同社代理人によれば,工場は,既に長期間に渡り,自社資金を使い,これらの船体を維持している.
「ですがこれは,私達の生産活動に大きな影響を及ぼしません」
と,ミハイロフは注意を促した.

 現時点において,同工場では,プロジェクト11540警備艦の3番艦の船体が建造されている.
 その完成度は48パーセントである.

 練習艦「ボロジノ」の船体は,1997年に,プロジェクト1244.1コルベットとして起工された.
 全長100メートル以上,排水量およそ3,000トンの艦は,21世紀の軍艦のシリーズとしてスタートした.
 同艦は,2001年に海軍へ就役する予定だった.しかし,建造は完全に停止した.

 しばらく経った後,同プロジェクトの処理について,1244.1Uと呼ばれる練習艦とする決定が下された.
 しかし建造はスローペースで進行し,その後,停止した.

 現在,「ボロジノ」の船体の完成度は12パーセント以下である.
(2010年2月11日14時01分配信)
――――――

練習艦ボロジノ(旧ノーウィック)

警備艦トゥマン

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2010/2/11(木) 午後 10:29

青文字:加筆改修部分

faq111009nv.jpgへのリンク
faq111009nv2.jpgへのリンク
faq111009nv3.jpgへのリンク

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2006/10/28(土) 午後 8:32

青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ナヌチュカIII型「ミラージュ」について教えられたし.

 【回答】
 西側ではナヌチュカIII型ミサイル・コルベットとして知られる,プロジェクト12341小型ロケット艦「ミラージュ」
(Малый ракетный корабль"Мираж")
は,サンクト・ペテルブルク市のアルマーズ造船所で建造(工場番号77号)

1983年4月11日,海軍籍登録
1983年8月30日,起工
1986年8月19日,進水
1986年12月30日,就役
1987年2月24日,黒海艦隊編入

1988,1989,1990,1991,1992,1993,1997年,海軍総司令官からロケット射撃成功賞を授与.
1997年6月12日,ロシア海軍旗掲揚.

 「ミラージュ」は,黒海艦隊の第41ロケット艦旅団・第166小型ロケット艦大隊に所属する.

2008年8月初頭の南オセチア紛争勃発後,「ミラージュ」は,他の黒海艦隊所属艦艇と共にアブハジア共和国沿岸へ出動した.

8月10日,他の黒海艦隊所属艦艇と共にアブハジア共和国沿岸をパトロール中の「ミラージュ」は,グルジア・アブハジア境界を越えて高速で接近するグルジア海軍戦闘艇を撃沈した.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/33842605.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/33695948.html

 その後,ミラージュは,8月22日,セヴァストーポリへ帰港した.

1〜3枚目:小型ロケット艦ミラージュ

4,5枚目:ドック入りしたミラージュ(2007年2月撮影)

6枚目:セヴァストーポリへ帰港するミラージュ(2008年8月22日撮影)

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/8/23(土) 午後 9:13

 【関連リンク】
「六課」:小型ロケット艦「ミラーシュ」近影2009年1月12日)

「六課」:小型ロケット艦「ミラーシュ」近影2009年5月14日)

「六課」:小型ロケット艦「ミラーシュ」近影(2009年12月4日)


 【質問】
 ナヌチュカIII型コルベット「ラススヴェート」について教えられたし.

 【回答】
 ロシア海軍北方艦隊所属の小型ロケット艦「ラススヴェート」
(Малый Ракетный Корабль"Рассвет")
は,プロジェクト1234.1(ナヌチュカIII型)の1隻です.

1986年9月29日起工
1986年11月26日,海軍籍登録
1988年8月22日進水,
1988年12月28日就役
1989年3月1日,北方艦隊へ編入
1992年7月26日,新生ロシア海軍旗(聖アンドレイ旗)を掲揚.

1995年,海軍総司令官より,ロケット射撃功労賞を授与される.

 写真は,2006年3月28日にセヴェロモルスク基地で撮影された「ラススヴェート」です.

 本艦は,2001年以降,NPO「プロムアヴトマチカ」の後援を受けています.
НПО"Промавтоматика"
http://www.promavtomatika.com/

faq39m1234-1r.jpgへのリンク

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/4/25(金) 午後 8:39


 【質問】
 パルヒムII型コルベット MPK-67について教えられたし.

 【回答】
 小型対潜艦MPK-67(301)
Малый противолодочный корабль "МПК-67"
は,旧東ドイツで建造されたプロジェクト133.1Mの1隻であり,西側では,パルヒムII型のコード名で知られています.

1985年3月28日起工
1986年4月16日進水
1987年6月30日就役
1987年10月2日,バルト艦隊編入

2005年,ロシア海軍より除籍され,
2006年からクロンシュタットで解体が始まりました.

2005年8月27日,クロンシュタットで撮影
faq39m133-1Mm67.jpgへのリンク
faq39m133-1Mm67b.jpgへのリンク
faq39m133-1Mm67c.jpgへのリンク

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/6/14(土) 午後 7:58


 【質問】
 「パルヒムII」型「バシコルトスタン」について教えられたし.

 【回答】
 『奇想天外生物図鑑 カラパイア』より.
ロシア海軍の火災事故船写真

 タイトル通り,火災事故を起こしたロシア海軍艦の写真が載せられています.

 しかし,本文およびコメント欄を見ると,この艦についての情報を,誰も知っていません(^^;

 この艦は,プロジェクト1331M小型対潜艦「バシコルトスタン」です.
(Малый противолодочный корабль "Башкортостан")
 西側では「パルヒムII」型として知られている対潜コルベットです.

1987年11月20日,旧東ドイツのペーネ・ヴェルフト(Peene-Werft)造船所で起工.
 当初は,MPK-228(МПК-228)という名前でした.
1988年10月31日,進水.
1989年2月20日,ソ連海軍籍登録.
1989年10月26日,ソ連海軍へ引き渡し.

1989年10月31日,赤旗2度授領バルト艦隊(DKBF)に編入.

ソ連邦解体後の1992年7月26日,ロシア海軍旗(聖アンドレイ旗)を受領.

1999年2月2日,「バシコルトスタン」Башкортостанと命名.
 バシコルトスタンは,ロシア連邦を構成する共和国です.

 「バシコルトスタン」は,バルト艦隊の第264対潜艦大隊に所属し,バルチースクを母港としています.

 写真2枚目は,2003年7月27日に撮影されたもので,RBU-6000ロケット爆雷発射のデモンストレーションを行なっています.

2005年4月,バルチースクにおいて,同艦乗組員へバシコルトスタン共和国から20トンの物資が贈与されました.

2007年2月7日,バルチースクに停泊中の「バシコルトスタン」艦内で圧縮空気が爆発し,火災が発生しました.
 バルト艦隊の13台の消防車および消火艇は,最高に厄介な部類に入る火災(弾薬庫に引火していた)を消し止めました.
 その結果,艦の司令室,中央部甲板,炊事室と弾薬庫が火災の被害に遭いました.
 3目の写真は,火災事故の翌日・2月8日の午前8時45分〜9時頃に撮影されたものです.

 "Google Earth"でバルチースクを見ると,4隻のパルヒムII型が確認できます.
 が,その中の1隻は,艦橋付近が真っ黒になって写っています.
 この艦が「バシコルトスタン」でしょう.

 「バシコルトスタン」は,ごらんの有様ですが,弾薬庫に引火したにも関わらず,最悪の結果は避けられました.
 何しろ,弾薬庫の火を消し止められず,爆発,沈没する可能性も有ったのです.
 バルト艦隊はダメージコントロールに努め,艦の喪失という最悪の結末を防いだと言えます.

 現在,「バシコルトスタン」は修理中です.

faq39m1331M.jpgへのリンク
faq39m1331M02.jpgへのリンク
faq39m1331M02b.jpgへのリンク

「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」
2009/9/6(日) 午後 10:18


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