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◆◆◆◆◆◆アクラ級
<◆◆◆◆◆艦型別
<◆◆◆◆潜水艦
<◆◆◆装備
<◆◆海軍・目次
<◆軍事組織
ロシアFAQ目次


(画像掲示板より引用)


 【link】

「Strategy Page」◆(2013/04/09) SUBMARINES: Russia Relying On Refurbs
 ロシア海軍はアクラ型9隻の改装を終えた

「六課」:アクラ級原潜,宗谷海峡通過

「六課」◆(2012/02/23)ロシア北方艦隊の原潜艦長はロシア連邦英雄勲章を授与された
 アクラ級原潜「パンテーラ」の艦長

新「六課」◆(2012/08/20) アクラ級原潜,メキシコ湾に潜伏?

「六課」ACS◆(2013/03/20) 全てのアクラ級原潜はオーバーホールと近代化改装が行なわれる

「六課」ACS◆(2013/03/27) ショイグ国防相は「修理中」のアクラ級原潜ブラーツクを視察した

「六課」ACS◆(2013/04/08) セヴェロドヴィンスクの艦船修理センターはアクラ級原潜を近代化する

「六課」ACS◆(2013/10/10) ロシア太平洋艦隊のアクラ級原潜2隻はセヴェロドヴィンスクで修理される

「六課」ACS◆(2014/02/14) アクラ級原潜レオパルドは2015年に近代化改装を終えて復帰する


 【質問】
 アクラ級原潜の現況は?

 【回答】
 ロシア海軍の原子力潜水艦プロジェクト971「シチューカB」
(Атомная-Подводная-Лодка Проекта-971"Щука-Б")
は,西側では,アクラ級原潜(Akula Class SSN)として知られています.
(ただし一部では,セヴマシュ建造艦を「バルス級」と呼称していますが)

 プロジェクト971シリーズは,20隻が起工され,14隻がロシア海軍に就役しました.

 971シリーズは,前期建造型の971,後期建造型の09710の2タイプが有ります.

【アムール(第199)造船所(コムソモリスク・ナ・アムーレ)建造艦】
(アムール造船所 http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/9953989.html)
太平洋艦隊へ配備

[K-284「アクラ」К-284"Акула"](工場番号501):971
1983年11月11日起工,1984年6月22日進水,1984年12月30日就役
1996年頃退役.クラシェニンニコフ湾で保管中

[K-263「バルナウル」(旧デリフィン)К-263"Барнаул"(Дельфин)](工場番号502):971
1985年5月9日起工, 1986年5月28日進水, 1987年12月30日就役
アムール造船所で修理中

[K-322「カシャロート」К-322"Кашалот"](工場番号513):971
1986年9月5日起工, 1987年7月18日進水,1988年12月30日就役
アムール造船所で修理中

[K-391「ブラーツク」(旧キート)К-391"Братск"(Кит)](工場番号514):971
1988年2月23日起工, 1989年4月14日進水,1989年12月29日就役
修理中

[K-331「マガダン」(旧ナルヴァール)К-331"Магадан"(Нарвал)](工場番号515):971
1989年12月18日起工,1990年6月23日進水,1990年12月31日就役

[K-419「クズバス」(旧モルジュ)К-419"Кузбасс"(Морж)](工場番号516):09710
1991年7月28日起工, 1992年5月18日進水,1992年12月31日就役
修理中

[K-295「サマーラ」(旧ドラコン)К-295"Самара"(Дракон)](工場番号517):09710
1993年11月7日起工, 1994年8月15日進水,1995年7月17日就役
1998年5月1日,B-133(プロジェクト627A)から親衛称号を引き継ぐ.

[K-152「ネルパ」К-152"Нерпа"](工場番号518):09710→971I
1993年起工,2006年6月24日進水
完成後はプロジェクト971Iとしてインドにリース予定
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/21855314.html

[工場番号519号艦]:09710→971I
1994年起工
2002年の工事進捗度42パーセント
完成後はプロジェクト971Iとしてインドにリース予定

[工場番号520号艦]:09710
1990年起工
1992年3月18日,工事進捗度25パーセントで建造中止

[工場番号521号艦]:09710
1991年起工
1992年3月18日,工事進捗度12パーセントで建造中止

【セヴマシュ・プレドプリャーチェ(第402造船所,セヴェロドヴィンスク)建造艦】
(セヴマシュ http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/6643350.html)
北方艦隊へ配備

[K-480「アク・バルス」К-480 "Ак Барс"](工場番号821):971
1985年2月22日起工,1988年4月16日進水, 1989年12月29日就役
1998年頃退役.2007年,解体の為,ズヴェズドーチカ工廠へ回航

[K-317「パンテーラ」К-317"Пантера"](工場番号822):971
1986年11月6日起工, 1990年5月21日進水,1990年12月27日就役

[K-461「ヴォルク」К-461"Волк"](工場番号831):971
1987年11月14日起工, 1991年6月11日進水, 1991年12月29日就役
修理中

[K-328「レオパルト」К-328"Леопард"](工場番号832):971
1988年10月26日起工, 1992年6月28日進水, 1992年12月30日就役

[K-154「チグル」К-154"Тигр"](工場番号833):971
1989年10月10日起工, 1993年6月26日進水,1993年12月29日就役

[K-157「ヴェプリ」К-157"Вепрь"](工場番号834):09710
1990年7月13日起工, 1994年12月10日進水,1995年11月25日就役

[K-335「ゲパルト」К-335"Гепард"](工場番号835):09710
1991年9月23日起工,1999年9月17日進水, 2001年12月4日就役
1997年12月4日,K-22(プロジェクト675)から親衛称号を引き継ぐ.
修理中

[K-337「クーグアル」К-337"Кугуар"](工場番号836):09710
1992年8月18日起工
1998年5月1日工事中止,解体

[K-333「ルイシ」К-333"Рысь"](工場番号837):09710
1993年8月31日起工
1997年12月1日工事中止,解体

 ……というわけで,就役した14隻の内,2隻は除籍されており,現在,ロシア海軍に在籍するのは12隻です.
 この他,極東方面のアムール造船所で建造中の2隻は,完成後,インドにリースされる予定です.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/26514499.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/26698601.html

 現在はロシア連邦首相のウラジーミル・プーチンが,ロシア連邦大統領に就任した直後(2001年頃),彼の指示により,工事が中断していたアクラ型原潜の建造が再開された,と報じられた事が有りましたが,これは,アムール造船所で建造されていたK-152「ネルパ」と工場番号519号艦を指しているようです.

 ちなみに,雑誌『世界の艦船』で連載された「ソ連/ロシア原潜建造史」(アンドレイV.ポルトフ)では,アムール造船所で建造されていた工場番号519〜521号艦3隻が無視されています(^^;
 あと,インドにリースされるのは,アムール造船所のK-152「ネルパ」と,セヴマシュのK-337「クーグアル」だと書かれていたし・・・
アンドリューシャは,アムール造船所の工場番号519号艦とセヴマシュのK-337を取り違えていたようです(^^;

 なお,「ソ連/ロシア原潜建造史」では無視されている「工場番号519号艦」ですが,艦名は「カバン」Кабанだという情報も有ります.

 2002年と2005年,浮きドックに載せられて宗谷海峡を西に向かう971が海上自衛隊に目撃されましたが,この2隻は,修理の為アムール造船所へ回航されたK-263「バルナウル」とK-322「カシャロート」でしょう.

 セヴマシュの未完成艦2隻は解体され,その資材は,新造戦略原潜「ユーリー・ドルゴルキー」建造に流用されたようです.

 後継となる筈の「ヤーセン」型多用途原潜の建造が遅れている為,現在就役中の12隻は,今後も,長期に渡って維持されるでしょう.

1枚目:太平洋艦隊所属のK-391「ブラーツク」

4,5枚目:2005年に宗谷海峡で撮影された浮きドック上の971型
faq39m971k263.jpg
faq39m971k263b.jpg

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/7/3(木) 午後 9:32

 その後の現況です.
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<コムソモリスク・ナ・アムーレ(アムール造船工場)建造艦>
太平洋艦隊に配備


K-284「アクラ」К-284"Акула"](工場番号501)
1983年11月11日起工,1984年6月22日進水,1984年12月30日就役
2002年頃退役,以後の状況不明(極東艦船修理工場「ズヴェズダー」で解体?)


K-263「バルナウル」(旧デリフィン)К-263"Барнаул"(Дельфин)(工場番号502)
1985年5月9日起工, 1986年5月28日進水, 1987年12月30日就役
修理中


K-322「カシャロート」К-322"Кашалот"(工場番号513)
1986年9月5日起工, 1987年7月18日進水,1988年12月30日就役
修理中


K-391「ブラーツク」(旧キート)К-391"Братск"(Кит)(工場番号514)
1988年2月23日起工, 1989年4月14日進水,1989年12月29日就役
2003年以降,アムール造船工場で修理及び近代化改装中


K-331「マガダン」(旧ナルヴァール)К-331"Магадан"(Нарвал)(工場番号515)
1989年12月18日起工,1990年6月23日進水,1990年12月31日就役


K-419「クズバス」(旧モルジュ)К-419"Кузбасс"(Морж)(工場番号516)
1991年7月28日起工, 1992年5月18日進水,1992年12月31日就役


K-295「サマーラ」(旧ドラコン)К-295"Самара"(Дракон)(工場番号517)
1993年11月7日起工, 1994年8月15日進水,1995年7月17日就役
1998年5月1日,B-133(プロジェクト627A)から親衛称号を引き継ぐ.


K-152「ネルパ」К-152"Нерпа"(工場番号518)
1993年起工,2006年6月24日進水,2009年12月29日就役
2012年1月23日,インド海軍へリース


工場番号519号艦(イルビス?)
1994年起工
2007年,工事進捗度60パーセントで建造停止

519号艦を視察するウラジーミル・プーチン首相(2009年5月11日)
ptn120612.jpg
ptn120612b.jpg

工場番号520号艦
1990年起工
1992年3月18日,工事進捗度25パーセントで建造中止,その後に解体


工場番号521号艦
1991年起工
1992年3月18日,工事進捗度12パーセントで建造中止,その後に解体

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<セヴェロドヴィンスク(生産連合「セヴマシュ」)建造艦>
北方艦隊へ配備


K-480「アク・バルス」К-480 "Ак Барс"(工場番号821)
1985年2月22日起工,1988年4月16日進水, 1989年12月29日就役
2002年10月1日除籍
2010年,艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で解体


K-317「パンテーラ」К-317"Пантера"(工場番号822)
1986年11月6日起工, 1990年5月21日進水,1990年12月27日就役


K-461「ヴォルク」К-461"Волк"(工場番号831)
1987年11月14日起工, 1991年6月11日進水, 1991年12月29日就役


K-328「レオパルト」К-328"Леопард"(工場番号832)
1988年10月26日起工, 1992年6月28日進水, 1992年12月30日就役
2011年から艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で修理及び近代化改装


K-154「チグル」К-154"Тигр"(工場番号833)
1989年10月10日起工, 1993年6月26日進水,1993年12月29日就役


K-157「ヴェプリ」К-157"Вепрь"(工場番号834)
1990年7月13日起工, 1994年12月10日進水,1995年11月25日就役
予備役


K-335「ゲパルト」К-335"Гепард"(工場番号835)
1991年9月23日起工,1999年9月17日進水, 2001年12月4日就役
1997年12月4日,K-22(プロジェクト675)から親衛称号を引き継ぐ


K-337「クーグアル」К-337"Кугуар"(工場番号836)
1992年8月18日起工
1998年1月22日除籍
2003年以降,解体(原子炉などはボレイ級戦略原子力潜水艦に流用)


K-333「ルイシ」К-333"Рысь"(工場番号837)
1993年8月31日起工
1997年10月6日除籍
2004年以降,解体(原子炉などはボレイ級戦略原子力潜水艦に流用)

戦略原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」に流用されるK-337の原子炉

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 ロシア連邦海軍の戦闘編制に在籍する12隻の内,作戦可能状態にあるのは7隻です.
(インドへリースされたK-152を除く)
 太平洋艦隊のK-295と,北方艦隊のK-335は,親衛称号(親衛海軍旗)を有しております.
 この他,インドへリースされたK-152も親衛潜水艦だったのですが,インドへ引き渡された後,親衛称号は,アムール造船工場で起工された新コルベット「グロームキー」に引き継がれたようです.

 アムール造船工場で建造されたK-152は,海洋試験中の2008年11月に事故を起こしましたが,その翌年にロシア海軍へ就役し,2012年1月23日,インド海軍へ引き渡され「チャクラ」と改名されました.
 リース期間は10年を予定しております.

 アムール造船工場では,もう1隻のアクラ級原潜(519号艦「イルビス」)が建造中でしたが,竣工する可能性はゼロに近いでしょう.
 2011年,統合造船業営団総取締役ローマン・トロチェンコは,今後,アムール造船工場は原子力潜水艦を建造しないと表明しました.

 日本では,アクラ級前期建造艦はプロジェクト971,後期建造艦はプロジェクト09710と信じられていますが,ロシア側では『ディープストーム』を筆頭にして,そのような分類はされていません.
 ロシアにおいては,いわゆる「後期建造艦」はプロジェクト971Uと呼ばれる事も有ります.

 更に,日本ではアクラ級後期建造艦は,魚雷発射管を533mm8門に統一していると信じられていますが,ロシア側では『ディープストーム』を筆頭にして,そのような記述は有りません.

 しかしながら,650o魚雷自体は,2000年8月の原潜クルスク爆沈事故の後,ロシア海軍の原潜から降ろされ,退役しています.
 当然,アクラ級にも搭載されていません.

 ただし,インドへのリースが決まった後に,凍結されていた建造工事が再開されたK-152は,インドの資金で建造されている事も有り,魚雷発射管8門全てが,533oになっている可能性は高いでしょう.

ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課
2012/2/22(水) 午後 7:26

青文字:加筆改修部分


 【質問】
 アクラ型原潜「アク・バルス」について教えられたし.

 【回答】
 K-480「バルス」(1997年から「アク・バルス」) は,多用途原子力潜水艦プロジェクト971の1隻です.
 セヴェロドヴィンスクで建造された最初のプロジェクト971(アクラ級)です.
 同艦は,「セヴマシュ」工場で建造され,1988年に海軍へ就役,北方艦隊の第3潜水艦小艦隊に編入されました.
 2002年12月1日にロシア海軍の戦闘編制から除籍され,2007年に解体の為セヴェロドヴィンスクに曳航されました.

 2010.2.19,セヴェロドヴィンスクにて解体中のアクラ級原潜「アク・バルス」で,火災が発生しました.

「アク・バルス」で火災が発生した
(2010年2月19日配信)

 解体中のプロジェクト971原子力潜水艦K-480「アク・バルス」で火災が発生し,局所に留めたが,まだ完全に鎮火されていない.

 金曜日,セヴェロドヴィンスクの艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」のドックにおいて火災が発生した.

 火災は,第3区画のガス切断作業,ケーブルに引火して発生し,猛煙が立ち上った.
 同社は,強力な初期措置を講じたが,効果が無かった.
 鉄の区画には水が供給され,全職員を退去させた.

「そして現在,原子力潜水艦の火災は局所に留められています.我が社は自力で対処し,非常事態省の助けを借りる必要は有りません」
 同社広報担当エウゲニー・グラディシェフは述べた.

 セヴェロドヴィンスク市役所の市民保護局に,消防署から通報があったのは現地時間15時30分であった.
 ロシア非常事態省の支援は必要とせず,同社に配置されていた消防隊〜連邦国境警備局第18特別管理区の消防団が消火に当たった.

 セヴェロドヴィンスク市(アルハンゲリスク地域)市役所の広報部発表によると
「核燃料は原子炉から抜き取られており,住民に放射線の危険は有りません」
 株式会社「艦船修理センター"ズヴェズドーチカ"」の放射線管理部は,セヴェロドヴィンスクの住宅地の環境を常時監視しており,最大許容濃度を越える有害物質は検出されていない.
――――――

 その後,火災は鎮火しました.
セヴェロドヴィンスクで解体中の潜水艦の火災は消し止められた
アルハンゲリスク,2月20日(ロシア通信社ノーボスチ)


 モスクワ時間2月19日14時45分に発生した火災は,モスクワ時間2月20日05時58分に鎮火したとの事です.

2009年に撮影された「アク・バルス」

「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」
2010/2/20(土) 午後 5:56

を改修


 【質問】
 原潜「ゲパルト」について教えられたし.

 【回答】
 K-335「ゲパルト」は,北方艦隊の多用途原子力潜水艦(アクラ級)です.

 ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『シトルム・グルビニィ』(ディープストーム)より.
親衛原子力潜水艦K-335「ゲパルト」

 1991年9月23日にセヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」造船所で起工,
 1999年9月17日に進水,2001年12月4日に就役しました.
 起工から進水,就役まで長期間掛かっているのは,ソ連邦解体後の極度の財政難により,建造資金の供給が滞った為です.

 1997年12月4日,除籍される親衛原子力潜水艦K-22(エコー級)から親衛旗を継承し,親衛原子力潜水艦となりました.
 「ゲパルト」に続いて「セヴマシュ」造船所で起工されたK-337「クーグアル」,K-333「ルイシ」は,建造途中で解体されました.

 2012年1月19日,ロシアの一部の非政府系メディアは,同艦で火災が発生したと報じましたが,ロシア軍当局は,これを否定しました.

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ロシア国防省は,原子力潜水艦「ゲパルト」での火災は無いと表明した
モスクワ,1月19日-ロシア通信社ノーボスチ

 北方艦隊の原子力潜水艦「ゲパルト」で火災は発生しておらず,携帯用照明ランプが壊れて点火しただけである.
 木曜日,西部軍管区報道サービス部長アンドレイ・ボブルン大佐は,記者団に発表した.
 彼は,被害が無い事を保証した.
「疑わしい情報源に基付いた,北方艦隊原子力潜水艦ゲパルトの火災に関するメディアの報道は,事実ではありません.
 実際には,内部での作業実施中に,標準的な携帯用照明ランプ(電圧24ボルト50ヘルツ)が壊れて点火(発火)したのです.
 区画(部屋)の僅かな温度変化に反応し,システム「ロフ」(潜水艦立体化学物質)が始動されました」
と,ボブルンは述べた.
「損傷は無く,このケースは,燃えだした事や火災には分類されません」
と,彼は付け加えた.

 現在,潜水艦乗組員は軍事訓練プログラムに沿って行動している.

 一部のメディアは,北方艦隊の原子力潜水艦「ゲパルト」で火災が発生したと報じた.
 彼らの情報によると,事件は,潜水艦が北方艦隊潜水艦基地ガジェーヴォ(ムルマンスク州)の第10艦船修理工場における機器検査に合格した1月14日に発生した.
[後略]

(モスクワ時間2012年1月19日12時01分配信)
--------------------------------------------------------------------------------

 原子力潜水艦「ゲパルト」の火災については,ロシアの複数のメディアが報じています.

メディアは,北方艦隊原子力潜水艦の新たな火災を知る
 この記事によると,最初に,この「誤報」を報じたのは,『コメルサント』のようです.

 西部軍管区報道サービス部長アンドレイ・ボブルン大佐は,これらの報道を否定しました.

 記事中の「第10艦船修理工場」は,ポリャールヌイの「シュクヴァール」工廠の事です.
[第10船舶修理工廠「シュクヴァール」]

 親衛原子力潜水艦「ゲパルト」は,ここで整備が行われていたようです.

親衛原子力潜水艦K-335「ゲパルト」

ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課
2012/1/19(木) 午後 8:45

青文字:加筆改修部分


 【質問】
 アクラ級原潜「ブラーツク」について教えられたし.

 【回答】

 ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より.
【プロジェクト971 K-391「ブラーツク」】

 プロジェクト971原子力潜水艦「ブラーツク」は,1988年2月23日にコムソモリスク-ナ-アムーレのアムール造船工場で起工され,1989年4月14日に進水,1989年12月29日に当時のソ連海軍へ納入されました.
 起工時は「原子力大型潜水艦」に分類されていましたが,1992年4月28日に「原子力巡洋潜水艦」となりました.
 1993年4月13日,「キート」と命名されました.

 1993年12月2日,ロシア原潜で初めて有翼ミサイル「グラナート」2発同時発射を実施しました.

 1997年9月10日,「ブラーツク」と改名されました.

 1990年代末には定期修理時期に差し掛かり,行動は不活発になりました.

 2004年6月1日以降,乗組員は削減されました.

 2008年,浮きドックBPD-71に入渠しました.
 しかし,それから6年以上を経た今でも修理は完了していません.
 修理の為の資金は割り当てられているのにも関わらず・・・

 プロジェクト971原潜のオーバーホールは,北東修理センターの手に負えなかったようです.

 この為,「ブラーツク」の修理は他の工場へ移管される事になりました.
 どの工場へ移管されるのかまでは明らかにされていませんが,恐らくは沿海地方ボリショイ・カーメニの「ズヴェズダー」工場でしょう.

 「ブラーツク」を含め,ロシア海軍に在籍する全てのプロジェクト971原潜は,オーバーホールと近代化が行なわれる予定です.
[全てのアクラ級原潜はオーバーホールと近代化改装が行なわれる]

「ブラーツク」

「六課」ACS,2013/03/27
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 最後のアクラ型「ネルパ」について教えられたし.

 【回答】
 現在,艤装中の多用途原子力潜水艦K-152「ネルパ」Нерпаは,1980年代半ばから就役を始めたプロジェクト971(アクラ型)シリーズの最終艦で,正確には改型のプロジェクト09710(アクラII型)になります.

1991年1月31日:原子力大型潜水艦としてソ連海軍籍に登録.
1992年4月28日:起工を前にして原子力潜水巡洋艦に艦種変更.
1993年初頭:極東方面コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船所で起工.
建造番号は518であり,同造船所で起工された8隻目の971シリーズでした.
(一部で「1986年起工」と書かれていますが,間違いです)

1993年4月13日:「ネルパ」と命名.
1997年12月4日:除籍された675型(エコーII型)原子力潜水艦K-56からロシア海軍旗を継承.

 しかし財政難により工事は進まず,起工から9年後の2002年1月の時点における完成度は68パーセントでした.

 2004年に至り,本艦はロシア海軍への就役を断念,竣工後はインドへリースされる事になりました.
 工事費をインドが援助した事もあり,2006年6月24日にようやく進水に漕ぎ着けました.
(上の写真は,2006年6月24日の進水時のネルパです)

 ロシア側の報道によると,インド海軍の本艦の乗員予定者及び関係者は,既にロシア国内のオブニンスク市のロシア海軍の原子力潜水艦乗員訓練センターで訓練を行なっているそうです.

 アムール造船所では,本艦以降にも3隻の09710型(建造番号519,520,521)を起工しましたが,全て建造中止,解体されております.

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/7/9(月) 午後 6:38

▼ 昨年(2008年)11月8日に起こった試験航海中の事故で20名が死亡した原潜「ネルパ」ですが,
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/35394936.html参照)
本日(12月28日),ロシア海軍へ引き渡されました.

――――――
http://www.rian.ru/defense_safety/20091228/201859769.html
【原子力潜水艦「ネルパ」は,ロシア海軍の兵器として受領される】
ウラジオストク,12月28日(ロシア通信社ノーボスチ)

 昨年11月の最初の航海試験中に20名が死亡した原子力潜水艦「ネルパ」は,ロシア連邦海軍の戦闘編制に加入した.
 月曜日,太平洋艦隊司令部の高位の代理人は,ロシア通信社ノーボスチに伝えた.

 2008年11月8日,「ネルパ」の最初の航海試験中,潜水艦の区画で消火システム「ロフ」ЛОХ(潜水艦立体化合物)は許可無く作動し,フレオンガスを放出した.
 20名が死亡し,加えて21名が中毒で入院した.
 潜水艦の艦内には,総計で208名が居た.
 その大半は,アムール造船工場,並びに,モスクワやサンクトペテルブルクから来た専門技術者だった.

 潜水艦は,修理後,工場試験および国家試験の全過程を成功裡に経過したと太平洋艦隊司令部の代理人は,ロシア通信社ノーボスチに伝えた.

「本日,ボリショイ・カーメニ(沿海州)において,太平洋艦隊司令官コンスタンチン・シデンコ海軍中将が出席し,潜水艦ネルパのロシア海軍の戦闘編制への編入式典が執り行われました」
 太平洋艦隊司令部の代理人は言った.

 彼は,今回の就役式典が,悪天候および氷点下25度の中で行なわれた事に注意を促した.
「オーケストラの管楽器は,氷柱で覆われました」
 代理人は語った.

 2008年の緊急事態後,専門技術者は全てのシステムの修正を行ない,原子力潜水艦に重大な損傷が無かった事が明らかになった.
 しかし,消火システムのガスが放出された全ての部屋は,調整と洗浄が必要だった.
 フレオンは変更された.
 緊急事態調査委員会の調査結果は非公開文書で示され,工場には無い.
 潜水艦を復帰させる為,アムール造船工場は,合計で19億ルーブルを費やした.

 潜水艦は,この後,10年間のリース契約によりインドへ引き渡される.
 ロシアの複数のメディアの報道によると,契約額は,計6億5000万ドルである.

 原子力潜水艦「ネルパ」は,第三世代潜水艦である.
 潜水艦の排水量は8140(水上)/12770(水中)トン,最大速力30ノット,最大潜航深度600メートル,独立行動期間100日,乗組員は73名,兵装は533mm魚雷発射管4門,650mm魚雷発射管4門である.

 ただし,2000年に起こった「クルスク」緊急事態の後,この口径(650mm)の魚雷は,ロシア海軍の兵器から除かれた.
(2009年12月28日09時50分)
――――――

 今回の記事で注目されるのは,ネルパ就役もさることながら,最後の一文でしょう.
 ロシア通信社ノーボスチは,記事後半の文章は,以前の記事の使いまわしというパターンが多いのですが,この末尾の一文は,今回の記事で初めて加えられました.

 ネルパ(アクラ級)を始めとして,ロシア海軍の原子力潜水艦は,650mm魚雷発射管を装備し,650mm対艦重魚雷(航跡追尾魚雷)を運用していましたが,2000年の原潜「クルスク」爆沈事故後,この650mm対艦重魚雷は,ロシア原潜から降ろされたようです.

 従って,現在,ロシア海軍は,650mm対艦重魚雷(65-73型,65-76型「キート」)を運用していません.

「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」
2009/12/28(月) 午後 5:57

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/7/9(月) 午後 6:38

 【関連リンク】
「六課」:原子力潜水艦「ネルパ」,再び海洋試験を開始
「六課」:原潜「ネルパ」の試験はスケジュール通りに進んでいる
「六課」:ロシア原潜「ネルパ」,再試験の第一段階終了
「六課」:ロシア原潜「ネルパ」,再び日本海へ
「六課」:ロシア原潜「ネルパ」,海洋試験の第二段階を完了
>昨年11月8日に起こった原潜「ネルパ」事故は,日本でも大々的に報じられましたが,
>その後の試験再開について報じている日本のメディアは皆無です
「六課」:原潜「ネルパ」は,試験終了後,インドへ引き渡される
「六課」:ロシア原潜「ネルパ」,海洋試験の第三段階を完了
「六課」:原潜「ネルパ」は12月にロシア海軍へ就役する
「六課」:ロシア原潜「ネルパ」の試験は資金不足に見舞われる
「六課」:原子力潜水艦「ネルパ」,最終試験へ


 【質問】
 アクラII級原潜「ネルパ」の事故について教えられたし.

 【回答】
 ロシア連邦国防省公式サイトによれば,2008/11/8,日本海の太平洋艦隊の演習海域において,工廠実施の海上テスト中の原子力潜水艦の艦内で,第1・第2区画の消火システムが無許可で作動,20人以上が死亡し,21人が負傷した.
 死者は,造船企業の工員および将兵.
 同艦には乗組員81人以外に,工廠の工員から成る引渡チーム,および契約企業の代表ら127人が乗っていたという.
 負傷者は,大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」に乗せられて退艦,艦隊の治療所に収容されたという.

 RIAノーボスチ,2008/11/9付によると,事故を起こしたのは,10月31日から海上テストを開始した新造原潜「ネルパ」.
 事故が起きたのは,画像の↑で指した区画(第1および第2区画).
 死者20名の内訳は,水兵6名,民間人14名.

 この原潜はインドへリースされる予定だが,今現在は,「ロシア太平洋艦隊の原子力潜水艦K-152"ネルパ"」としてロシア海軍の手で海上テストが行われている.

 詳しくは,上述の記事および
Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/11/9(日) 午後 8:57

を参照されたし.

 また,2008/11/12付,AFPが露コムソモリスカヤ・プラウダ(Komsomolskaya Pravda)紙からの引用として伝えるところによれば,潜水艦内は乗組員などで過密な状態で,消火用ガスが噴出した時,避難するために鍵の掛かった扉を蹴破らなければならず,仮眠をとっていた乗組員らはガスマスクの着用が遅れた者もいたという.
 同紙のインタビューでは,同艦に乗船していたエンジニアのViktor Rifkは,
「わたしは当番を終え,横になって休息をとっていたところ,突然,真上からフロンガスが噴出された.
 まるで麻酔みたいで,わたしは気を失った」
「われわれは皆,ガスマスクを着用したが,間に合わなかった人もいた」
と語った.
 また,Rifkの近くのベッドに寝ていた海軍士官,Denis Koshevarovは
「警報が鳴ったと思ったら,意識がなくなっていた」
と語った.

 別のエンジニア,Sergei Anshakovも
「液化ガスがまさにわれわれの真上に降り注いだ後,警報が鳴った.
 その後,上官が『酸素呼吸器のスイッチを入れろ』と叫んだ」
と語った.

 生存者は,ロシア海軍の基地のあるウラジオストク(Vladivostok)近郊の軍病院に入院しており,付近一帯はメディアの立ち入りが禁じられているが,コムソモリスカヤ・プラウダ紙の記者はフェンスのすき間から忍び込んで取材を行ったという.

▼ 事故後,乗員の一人が,正当な理由もなく消火装置のスイッチを入れた疑いで逮捕された.
 一部ロシア紙は水兵が
「退屈だったから消火装置のスイッチを入れた」
という趣旨の供述をしたと報じており,水兵には精神鑑定が行われる予定だという.

 詳しくは時事通信,2008/11/24付を参照されたし.▲

 上述公式サイトによれば,原子炉区画に異常はないとのことだが,日本国内の週刊誌は,
「『クルスク』事故のときも当局発表は必ずしも事実に忠実ではなかった点があった.
 よって鵜呑みにはできない」
と報じている.

 まあ,信頼性の点で言うのなら,日本の週刊誌のロシア海軍情報もどうかと思うが……

 なお,
2008/11/18付,РИАノーボスチ
(翻訳:「ロシア・ソ連海軍」,2008/11/18付
によれば,「ネルパ」は試験終了後,ロシア艦隊が受領するとの旨,ロシア参謀総長ニコライ・マカロフ上級大将は話したという.

 インド海軍へのリース話は,この事故によりキャンセルになった模様.
 まあ不動産でも事故物件は嫌がられるわな.


 だが一方,
「ロシア・ソ連海軍」:インドは,原子力潜水艦「ネルパ」のリースを望む
によれば,リースは予定通り行われるとの報道もある.
 どちらが事実なのかは,本サイトでは現段階では判断保留.▲

 【関連リンク】
「FLOT.com」◆(2011/08/17)Главнокомандующий признал командира АПЛ "Нерпа" виновным - военная прокуратура ТОФ
潜水艦司令官,潜水艦「ネルパ」死亡事故について,艦長に責任ありと証言 - 太平洋艦隊軍事検察

「FLOT.com」◆(2011/10/05)Оглашение приговора по делу об аварии на АПЛ "Нерпа" перенесли на 14 октября
原子力潜水艦"ネルパ"事故審判判決は,10月14日に延期

「六課」:原潜「ネルパ」の機器の復旧作業は完了する
「六課」:原潜「ネルパ」の海洋試験は6月に再開される
「六課」:原潜「ネルパ」は,インド海軍へリースされる前にロシア海軍へ就役する

「ネルパ」カット・イラスト
(こちらより引用)

ちなみに「ネルパ」とは「アザラシ」の意味
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 原潜「ネルパ」の事故ですが,消火装置が原因ですと,ハロンか何かの撒き過ぎで酸欠でポクポクチーンですか?

tacticaltomahawk

 【回答】

――――――
Во время ЧП подводники не могли покинуть задраенные отсеки - источник : РИА Новости

Результаты судебно-медицинской экспертизы подтверждают, что причиной гибели людей стало попадание в легкие газа фреона.
――――――

 ハロン消火剤ですね.
 でもハロンって中毒が無いんじゃ・・・

JSF

 http://www.sanei-web.jp/gas/によれば,消火時の条件によっては毒性のあるガスが放出される模様ですが,今回はただの誤動作ですよね・・・

 あと,「元々毒性あり」とする意見も・・・
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/hobby/1027477116/101-200
ではこんな風に書かれています.

――――――
123 :名無しの愉しみ :03/07/27 18:58 ID:???
4
 俗に云うABC粉末消火薬剤は,燐酸ニ水素アンモニウムを主成分としており,硫酸アンモニウムを若干含んで居ります.
 その他の粉末消火薬剤としては,炭酸水素ナトリウム(重曹)を主成分とした(Na)粉末・日本ドライケミカル製造と,炭酸水素カリウムを主成分とした(K)粉末・宮田工業製造(商品名・パープルK)と,炭酸水素カリウムと尿素の反応生成物を主成分とした(KU)粉末・ヤマトプロテック製造(商品名・モネックス)の四種類があります.

 尚,識別の為にABC粉末は淡紅色に着色されておりまして,(K)粉末は薄紫色に着色されており,(KU)粉末は鼠色を呈しており,(Na)粉末のみ白色となっております.

 燐酸ニ水素アンモニウム(ABC粉末)以外はA火災に適応しません.
 従って,これ以外の粉末消火薬剤をまとめてBC粉末消火器と表現する場合もあります.
 消火能力はNa<K=ABC<KUの順です.

7
 四塩化炭素はハロゲン系消火薬剤で最も貧弱です.
 次に一塩化一臭化メタン(ハロン1011)
 その次にハロン2402<ハロン1211<ハロン1301の順です.

85
 火点で分解されなくともいずれのハロゲン系消火薬剤とも毒性を持ちます.
 四塩化炭素や一塩化一臭化メタン程の毒性ではありませんが,高濃度に暴露されると嘔吐・眩暈・意識混濁等の麻酔薬様の中毒症状が現れます.
 また,火点で分解されれば弗化水素等の有毒性ガスを発生し,呼吸器・循環器に障害を与えます.
 ハロン1301は,これまでのハロンの中でもっとも化学的に安定性があり,中毒のリスクが比較的に薄かったことから便宜上として無害とされていただけの事です.
――――――

クローム・ツァハル

 サーバ・ルームなんかだとハロン消火設備を備えてますけれど,使用するときは全員退避した後にしろ,って注意書きが必ず出てますね.
 電力を使う機器がある場所だから,水や消火剤を撒かずに済ませたくて,それでハロン消火設備を使うわけですが.

井上@Kojii.net

>元々毒性あり

 それは確かに間違いではないのですが,意識障害起こすほどの中毒は,相当な濃度に長時間さらされない限り起こりません.

 通常,消火に用いられる場合,室内の濃度が5-7%程度になるように設定されています.
 ハロンは人にもよりますが,10%程度の濃度で頭痛を引き起こす程度の毒性です.
 確かに毒は毒なのですが,これを毒というのなら,塩だって毒だとなってしまいます.

極東の名無し三等兵

 でもノーボスチ見てると,「中毒」という表現があるんですよ.
http://rian.ru/incidents/20081110/154737279.html

 代替フロンなのかなぁ.

JSF

 可能性:
1,問題になるほどハロン濃度が異常に高くなり,酸素分圧が著しく低下して窒息.
2,ロシア製ハロンに危険な不純物が含まれていた.
3,ハロンではなかった.
4,消化装置の誤作動による混乱が主因.避難訓練を受けていない技師たちがパニックを起こして,将棋倒しで折り重なって,とか.
5,コミンテルンの陰謀

極東の名無し三等兵

6,実は事故自体が捏造で,死んだはずの81人は極秘に建造された新型原潜シーバットに(略

D.B.

以上,「軍事板常見問題 mixi支隊」より
青文字:加筆改修部分

――――――
Accident on Russian nuclear sub suffocates 20 - Associated Press

Lev Fyodorov, a top Russian chemical expert, agreed that the Freon pushed oxygen out, causing those inside to die of suffocation.
――――――

 ロシア化学界の最高権威レフ・ヒョードロフによると,原潜ネルパの事故はフロンガスによる窒息死だそうです.

 ところでこのヒョードロフ博士,モスクワ劇場占拠事件の際にロシア特殊部隊が使用した麻酔ガス,「KOLOKOL-1」の開発者ですね.

JSF in 「軍事板常見問題 mixi支隊」


 【質問】
http://www.defense-update.com/analysis/analysis_111108_russian_submarine_fire.html

原潜「ネルパ」の国家受領試験は11月中旬に開始される
>専門家の結論に従い,(消火)システムには,フレオン114V2の代わりに,
>66パーセントの四塩化エチレンが充満された.

 フレオン114V2ってどんなもの?

 【回答】
 フレオン114V(B)2=ハロン2402.
 消火力強い割りに常温液体だから,貯蔵容器が華奢で済む.
 霧状の2402が,染み付いた床から重い拡散し難いガスを吸い込んで悶え死にか,可愛そうに.
 確実に消すべく,濃い目の設計も祟ったかも.

 火点で分解されなくとも,いずれのハロゲン系消火薬剤とも毒性を持ちます.
 四塩化炭素や一塩化一臭化メタン程の毒性ではありませんが,高濃度に暴露されると嘔吐・眩暈 ・意識混濁等の麻酔薬様の中毒症状が現れます.
 また,火点で分解されれば弗化水素等の有毒性ガスを発生し,呼吸器・循環器に障害を与えます.
 ハロン1301は,これまでのハロンの中でもっとも化学的に安定性があり,中毒のリスクが比較的に薄かったことから,便宜上として無害とされていただけの事です.

 ちなみにハロン1301は,国際的にはフロン13B1と呼ばれます.
 日本ではハロン1301と呼んでいます.

――――――
Fire on Board the Russian Navy Akula II Nuclear Submarine kills Twenty Russian Sailors


The extinguishing agent is Halon 114B2. The system can deliver three shots of extinguishing agent to each space. The system can be activated remotely from the central command post or from a local control panel as well as manually from the station in the compartment.

Halon 114B2=ハロン2402
――――――

 一般的に我が国のハロン系消火設備に使われているのは,ハロン1301が断トツです.
 ハロン2402が使われているのは,主に浮屋根式の屋外貯蔵タンクの初期消火用です.
 ハロン2402は液体であり,ガスとなっても比重が大きいため,ハロン1301やハロン1211に比べて,屋外での使用は有効であるとされているためです.
http://www.nohmi.co.jp/product/ne_1/003.html
http://www.fukada-kogyo.co.jp/index2.html


 昔の消火器にもハロン1301が使われていました.
 規制により今で製造禁止ですので,入手するのは大変困難です.
 しかしも年月が過ぎ去っていますので,安全面では危険な状態ですゆえ,入手することは止めておいた方が無難です.

 しかしこの事故のせいで,ハロン1301が悪者扱いにされなくてよかった・・・
 結構誤解してネットに書き込みしている方々が多いので.
 こことか,よく断言できるな・・・
http://ysaki777.iza.ne.jp/blog/entry/789377/

名無しの愉しみ in 軍事板,2009/08/12(水)
名無しの愉しみ in 軍事板,2002/07/24
青文字:加筆改修部分


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