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◆◆◆建艦計画 Hajóépítés Terv
<◆◆装備
<◆ロシア海軍 目次
ロシアFAQ目次


 【link】

「VOR」◆(2012/07/31)プーチン大統領,海軍力の再軍備を約束
>国家プログラムでは2020年までに軍艦51隻,多目的潜水艦16隻,戦略原潜ボレイ型8隻を装備する計画.

「六課」◆(2012/02/07) 2011-2020年のロシア兵器プログラムにおけるロシア海軍の艦艇調達数

新「六課」◆(2012/06/26) ロシアは新たな駆逐艦及び巡洋艦及び空母の建造計画を続行する

新「六課」◆(2012/07/08) ロシア海軍は2012年に約10隻の水上艦艇を受け取る

新「六課」◆(2012/07/31) ロシア海軍は2020年までに51隻の新型水上艦と24隻の新型潜水艦を取得する

「六課」ACS◆(2012/12/02) 空母とフリゲートに対するロシア海軍の不満には根拠が無い

「六課」ACS◆(2012/12/20) ロシア海軍の戦略非核戦力は多用途原潜と原子力巡洋艦から成る

「六課」ACS◆(2013/01/04) ロシア海軍は2016年までに水上戦闘艦18隻と潜水艦6隻を受領する

「六課」ACS◆(2013/02/21) ロシア海軍は2012年に2隻の原潜と3隻の水上戦闘艦を受領できなかった

「六課」ACS◆(2013/03/11) ロシア海軍は2020年までに24隻の潜水艦と54隻の水上戦闘艦を受け取る


 【質問】
 2006年09月03日時点でロシア海軍が建造中もしくは計画中の艦艇は?

 【回答】
 2006年09月03日時点で建造中のロシア海軍艦艇は以下の通り.

【セヴマシュ・プレドプリャーチェ(セーヴェロドヴィンスク)】
・戦略原潜ユーリー・ドルゴルキー(955型)
・戦略原潜アレクサンドル・ネフスキー(955型)
・戦略原潜ウラジミール・モノマーフ(955型)
・巡航ミサイル原潜ベルゴロド(949A型最終艦,建造中止?)
・多用途原潜セーヴェロドヴィンスク(885型)
・多用途原潜クーグアル(971型最終艦,竣工後はインドにリース)

【セーヴェルナヤ・ヴェルフィ(サンクト・ペテルブルク)】
・多用途フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(22350型)
・近海警備艦ステレグーシチイ(20380型)
・近海警備艦ソーブラジテルヌイ(20380型)
・近海警備艦ボイキイ(20380型)

【アドミラルチェイスキェ・ヴェルフィ(サンクト・ペテルブルク)】
・潜水艦クロンシュタット(677型2番艦)

【アルマーズ造船所(サンクト・ペテルブルク)】
・砲艦カスピースク(21630型)
・砲艦マハチカラ(21630型)

【ヤンターリ造船所(カリーニングラード)】
・練習艦ボロジノ(旧12441型警備艦)
・大型揚陸艦イワン・グレン(11711型)
・対潜警備艦ヤロスラフ・ムードルイ(1154型2番艦)

【ゴーリキー造船所(ゼレノドルスク)】
・近海警備艦ダゲスタン(11661型2番艦)

【アムール造船所(コムソモリスク・ナ・アムーレ)】
・多用途原潜ネルパ(971型15番艦,竣工後はインドにリース)

夏光華(シア・クァンファ) i n mixi

<潜水艦>

★プロジェクト955「ボレイ」型戦略原潜 ⇒別項参照

★プロジェクト885「ヤーセン」型多用途原潜

 プロジェクト971(アクラ型)及びプロジェクト949(オスカー型)の後継.
 1番艦セーヴェロドヴィンスク1993年起工.
 少なくとも6隻くらいは建造する予定だが,2番艦以降は起工されているのかどうか怪しい.
 オーニクス超音速対艦ミサイルを計24発搭載する一万トン級の大型攻撃原潜.
 原子炉も新開発のKPMと呼ばれるタイプで,寿命が大幅に向上している.
 むろん言うまでも無く,静粛性も各段に向上している(ロシア側の能書きによれば).
 当初の予定なら,もうとっくに就役しているはずだったが,こちらも,建造計画が遅延している.

ヤーセン型

★プロジェクト677「ラーダ」型潜水艦

 プロジェクト877/636(キロ型)の後継&輸出用となる2,800tクラスのディーゼル潜水艦.

1番艦サンクト・ペテルブルク:1997年12月起工,2005年就役.
2番艦クロンシュタット:2005年起工

 大小複数のバリエーションが存在する輸出用潜水艦「アムール」型のロシア海軍向け仕様で,「アムール1650」型とも呼ばれる.
 1番艦はサンクト・ペテルブルク市開基300周年にあたる2003年に竣工するはずだったが,結局,2005年にずれ込んだ.
 外国からの発注も未だに無く,有力な売り込み先と目される中国は636型を8隻発注し,インドは,フランス・スペイン共同開発のスコルペヌ型を導入する予定.

 ロシア海軍は2005年,本型をバルト海艦隊用に6~9隻調達する構想を発表した.

サンクト・ペテルブルク

<水上艦艇>

★新空母

 2005年になってから「電撃的に」建造計画が発表されたフネ.
 (とは言っても,以前からネフスキー計画設計局で次期空母のスタディくらいはやっていたと思われ)

 当初計画では2010年頃に1番艦起工予定.就役は2016~17年頃,北方艦隊配備を予定.
 しかしその後,
http://www.interfax.ru/e/B/politics/28.html?id_issue=11528613
によれば,
"少なくとも2015年までロシアの航空母艦は建造されない"
というコトになったそうだ.

 太平洋艦隊向けの「2番艦」の構想も有るらしく,これが一部で拡大解釈されているようだが,「1番艦」は具体的な建造スケジュールが発表されているのに対し,「2番艦」に関しては何も具体的な数字が無い.
 取りあえず1隻造って様子見,と言ったところか.

 旧ソ連邦時代には,ヘリ「空母」からスタートし,最終的には6万トン級の「本格的CTOL空母」アドミラル・クズネツォフを建造するに至ったロシアではあるが,これらの艦は,全てウクライナの造船所で建造されている.
 つまり現在のロシア国内には,「空母」の建造経験を有する造船所は存在せず,唯一,セヴェロドヴィンスク造船所にて改キエフ級(旧ゴルシコフ)でインドに売却されたヴィクラマーディティヤの大規模改造工事が行われているのみである.
 この現状から見て,アドミラル・クズネツォフかヴィクラマーディティヤをタイプシップとして設計する事になろう.
 さすがに,旧ソ連海軍時代のような長距離対艦ミサイルは搭載しないだろうが.

★プロジェクト22350多用途フリゲート ⇒別項参照

★プロジェクト20380近海警備艦 ⇒別項参照

★プロジェクト1244.1「グローム」型警備艦

 元々は,新型各種艦載機器のテスト用のプラットフォームとして計画された3,600tクラスのフリゲート.
 1番艦ノーウィック:1997年7月起工
 設計案は二転三転し,これに伴い兵装も変更された.
 最新の設計案によると,オーニクス超音速対艦ミサイル,ポリメント対空ミサイル,メドヴェードカ対潜ミサイルを主兵装とする.
(ちなみに下記写真は,当初の設計案)
 さらに,
http://warfare.ru/?lang=&catid=270&linkid=2101
によれば,2005年に警備艦としての建造計画はキャンセル.
 1番艦ノーウィックは「ボロジノ」と改名され,練習艦として完成させるそうです.

faq39m15.jpg

★改1155型駆逐艦

 ロシア海軍に就役しているプロジェクト1155大型対潜艦(ウダロイ級)の最新バージョン.
 輸出用に提案されている.

 上部構造物はステルスを意識したデザインになり,兵装も変更されている.
 船体及び機関は,1155.1型(ウダロイII型「アドミラル・チャバネンコ」級)と同様と推察される.

 写真から推定される兵装は,以下の通り.

・クラブN対艦ミサイル垂直発射機×16基
・クリノーク(ポリメント?)個艦防空ミサイル垂直発射機×8基
・メドヴェードカ対潜ミサイル4連装発射機×2基
・カシュターン近接防御システム×2基
・A-190 100mm単装砲×1基
・533mm5連装固定式魚雷発射管×2基
・ヘリコプター×2機

 旧ソ連の1135型警備艦(クリヴァク型)を大幅にリファインし,インドに輸出された「タルワー」級フリゲイトに続き,「二匹目の土壌」を狙う意図とも見られるが,輸出用には大型過ぎ(9,000トン近い),ロシア製艦艇の主要カスタマーである中国もインドも,ほぼ同クラスの国産駆逐艦を建造中という現状では,採用される見込みはゼロに近いと思われる.

faq39m17.jpg
faq39m17b.jpg

★プロジェクト21630「アストラハン」級哨戒艇(砲艦) ⇒別項参照

★プロジェクト1171.1大型揚陸艦 ⇒別項参照

 「新型」じゃないけど,この他に,既存のタイプでは,
プロジェクト949A(オスカーII型)ミサイル原潜「ベルゴロード」,
プロジェクト971(アクラ型)攻撃原潜「クーグアル」「ネルパ」,
プロジェクト1154(ネウストラシームイ級)警備艦の「ヤロスラーフ・ムードルイ」
が建造中というコトになっているが完成後はインドにリース予定の「クーグアル」「ネルパ」以外は,未完のまま終わる可能性が高いと思われ.

 あと,ウクライナの造船所には,プロジェクト1164(スラヴァ級)巡洋艦の最終艦「アドミラル・ロボフ(ウクライナ)」が最終艤装段階で放置されている.
 ロシアは,以前は,同艦の取得に強い意欲を見せていたが,最近は,ぜんぜん関心が無くなったようだ.
 ウクライナ海軍へ就役する可能性の他に,インドか中国に売却される可能性も取り沙汰されている.

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 いちおう,一通りは揃ったわけだ.
 けど,もしも一年前(2004年)に,この項目を書いていたら,とっても寂しい内容になっていただろうね.

夏光華(シア・クァンファ) i n FAQ BBS & mixi


 【質問】
 2008年1月2日現在,ロシア海軍向けに建造中の主な艦艇は?

 【回答】

【セヴマシュ・プレドプリャーチェ(セヴェロドヴィンスク造船所)】

[戦略原子力潜水艦]
ユーリー・ドルゴルキィ(ボレイ型,今年就役予定)
アレクサンドル・ネフスキー(ボレイ型,2009年就役予定)
ウラジーミル・モノマーフ(ボレイ型,2011年就役予定)

[多用途原子力潜水艦]
セヴェロドヴィンスク(ヤーセン型,2009年就役予定)

[試験潜水艦]
サロフ(艤装中,今年就役予定)

【アドミラルティ造船所(サンクトペテルブルク)】

[ディーゼル潜水艦]
クロンシュタット(2009年就役予定)
セヴァストーポリ(2010年就役予定)

【セーヴェルナヤ・ヴェルフィ(サンクトペテルブルク北方造船所)】

[フリゲート]
アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ(2009年~2010年就役予定)

[警備艦]
ソーブラジテルヌイ(ステレグーシチー級,今年就役予定)
ボイキィ(ステレグーシチー級,2009年就役予定)
ストイキー(ステレグーシチー級,2011年就役予定)

【アルマーズ造船所(サンクトペテルブルク)】

[哨戒艇]
カスピースク(アストラハン級,今年就役予定)
マハチカラ(アストラハン級,2009年就役予定)

【ヤンタリ造船所(カリーニングラード)】

警備艦ヤロスラーフ・ムードルイ(ネウストラシムイ級,今年就役予定)

大型揚陸艦イワン・グレン(11711型,今年就役予定)

練習艦ボロジノ

【アムール造船所(コムソモリスク・ナ・アムーレ)】

警備艦ソヴエルシェンヌイ(ステレグーシチー級,2010年就役予定)

【ゴーリキー名称記念造船所(ゼレノドルスク)】

警備艦ダゲスタン(ゲパルド型,今年就役予定)

 注目されるのは,何といっても,最新鋭の戦略弾道ミサイル原潜ユーリー・ドルゴルキィ(ボレイ型)が今年中に就役する事でしょう.
 同艦は1996年に起工されたものの,財政難で工事は進まず,一時期は,就役は絶望的などと見られていたものでしたが,昨年4月15日に進水,以後の工事は順調に進んでいるようです.

 なお一部で,本艦は就役後,太平洋艦隊に配備されると言われておりますが(『世界の艦船』とか),本艦の初代艦長コンスタンチン・ミトキン氏は,ロシア新聞『ロシースカヤ・ガゼータ』Российская газетаのインタビューに対し,就役後のユーリー・ドルゴルキィが赴くのは,「Гаджиево」(ガジェーヴォ)だとハッキリ答えています.
http://www.rg.ru/2007/04/14/a152900.html

 ガジェーヴォは,北方艦隊の原潜基地です.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/6746915.html

 艦長本人の発言までチェックしているヤポーシュカは皆無のようで・・・・(^^;

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ~ロシア・ソ連海軍~
2008/1/2(水) 午後 7:49

▼2015年までに調達予定のロシア海軍新世代艦艇

 ロシア側の報道によれば,2015年までのロシア連邦の国家軍備計画の枠内で調達される主な新世代艦艇は,以下の通りです.

●[潜水艦]

・プロジェクト955「ボレイ」 戦略弾道ミサイル原子力潜水艦×5隻
(1隻艤装中,2隻建造中)
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/folder/974168.html

・プロジェクト885「ヤーセン」多用途原子力潜水艦×2隻
(1隻建造中)
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/5305972.html

・プロジェクト677「ラーダ」ディーゼル・エレクトリック潜水艦×6隻
(1隻就役,2隻建造中)
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/folder/1011101.html

●[水上戦闘艦]

・プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート×3隻
(1隻建造中)
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/folder/974167.html

・プロジェクト20380(ステレグーシチー型)コルベット×5隻
(1隻就役,4隻建造中)
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/folder/990173.html

 この計画を実現する為には,各タイプを,あとこれだけ起工・建造する必要が有ります.

プロジェクト955戦略原潜×2隻
プロジェクト885多用途原潜×1隻
プロジェクト677ディーゼル潜×3隻
プロジェクト22350フリゲート×2隻

 以前,メドベージェフ大統領は,早ければ2015年までに新空母が出来上がるかのような発言をしていますが,
新空母建造は少なくとも,上記の2015年までの国家軍備計画には組み込まれていないようです.

 「ボレイ」 型は,2隻が太平洋艦隊へ配備される事が内定しているようです.他は北方艦隊へ行くでしょう.
(1番艦ユーリー・ドルゴルキーは北方艦隊配備確定)
 同型は,まず手始めに667BDR(デルタIII型)を代替していくでしょう.

 「ヤーセン」型の配備先は未定ですが,おそらくは北方艦隊でしょう.
 同型は,まず手始めに949A(オスカー型)を代替していくでしょう.

 「ラーダ」型は,バルト艦隊と黒海艦隊に配備されるようです.
 代わりに,現用の877(キロ級)が退役していく事になるでしょう.

 22350型は,最初の1隻はバルト艦隊へ配備される可能性が有ります.
 他は,おそらくは北方艦隊へ行くでしょう.
 同型は,まず手始めに956(ソブレメンヌイ級)駆逐艦を代替していくでしょう.

 20380型は,既に1隻が就役,バルト艦隊へ配備されています.
 建造中の4隻は,1隻が太平洋艦隊へ配備され,あとは,バルト艦隊へ配備されるでしょう.
 或いは,1隻くらい黒海艦隊に行くかもしれません.
 同型は,まず手始めに1135(クリヴァク型)を代替する形になるでしょう.

 注意すべきは,これらの新型艦は,現在のロシア海軍の艦艇保有数にプラスされるわけでは無く,これら新型艦の就役と引き換えに,現有艦艇が消えていく事です.

 2007年を例に挙げれば,20380型コルベット1隻が就役し,1155型(ウダロイ級)大型対潜艦1隻と956型駆逐艦1隻が除籍されました.

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ~ロシア・ソ連海軍~,
2008/11/23(日) 午前 9:33

 2009年に就役する予定の艦は何隻か有りますが,第一に挙げられるのは,昨年12月から海上テストを開始したネウストラシムイ級フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」でしょう.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/36121182.html


 ロシア海軍にとっては,1999年の「アドミラル・チャバネンコ」以来,10年ぶりに就役する航洋大型水上戦闘艦(ロシア風に言えば,「大洋海域用戦闘艦」)です.

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ~ロシア・ソ連海軍~
2009/1/6(火) 午後 5:08


 【質問】
 2010.1.1現在,ロシア海軍向けに建造されている艦艇は?

 【回答】
 『コメルサント』2009年7月27日の記事「計画・建造中の艦艇」をベースにして修正を加えました.
http://www.kommersant.ru/doc-rss.aspx?DocsID=1208914

 記事原文では,潜水艦や水上艦などは"Корабли 1-3 рангов"(1-3等艦),プロジェクト11700は"Катера 4-го ранга"(4等艇)に分類されています.


[プロジェクト955「ボレイ」戦略弾道ミサイル原子力潜水艦]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/folder/974168.html
ユーリー・ドルゴルーキー(セヴマシュ):1996年11月2日起工/2010年就役予定
アレクサンドル・ネフスキー(セヴマシュ):2004年3月19日起工/2010-2012年就役予定
ウラジーミル・モノマーフ(セヴマシュ):2006年3月19日起工/2013年就役予定

[プロジェクト885「ヤーセン」多用途原子力潜水艦]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/folder/1039099.html
セヴェロドヴィンスク(セヴマシュ):1993年12月21日起工/2010-2011年就役予定
カザン(セヴマシュ):2008年7月24日起工

[プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/folder/1011101.html
サンクト・ペテルブルク(アドミラルティ造船所):1997年12月26日起工/2010年就役予定
クロンシュタット(アドミラルティ造船所):2005年7月28日起工/2013年就役予定
セヴァストーポリ(アドミラルティ造船所):2006年11月10日起工/2015年就役予定

[プロジェクト22350フリゲート(大型警備艦)]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/folder/974167.html
ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ(サンクトペテルブルク北方造船所):2006年2月1日起工/2011年就役予定
海軍元帥カサトノフ(サンクトペテルブルク北方造船所):2009年11月26日起工/2012年就役予定

[プロジェクト20380コルベット(警備艦)ステレグーシチー型]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/folder/990173.html
ソーブラジテルヌイ(サンクトペテルブルク北方造船所):2003年5月20日起工/2010年就役予定
ボイキー(サンクトペテルブルク北方造船所):2005年7月27日起工/2010年就役予定
ソヴェルシェンヌイ(アムール造船所):2006年6月30日起工/2015年就役予定
ストイキー(サンクトペテルブルク北方造船所):2006年11月10日起工/2012年就役予定

[プロジェクト11661K警備艦(タタールスタン型)]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/19383458.html
ダゲスタン(ゼレノドリスク造船所):1992年起工/2010年就役(?)

[プロジェクト21630「ブヤン」小型砲艦(アストラハン型)]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/8051201.html
ボルゴドンスク(アルマーズ造船所):2005年2月23日起工/2010年就役予定
マハチカラ(アルマーズ造船所):2006年3月24日起工/2010年就役予定

[プロジェクト12700基地掃海艦]
2002年起工(ネヴァ川中央造船所)/2011年就役予定
2004年起工(ネヴァ川中央造船所)

[プロジェクト11711大型揚陸艦]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/5349713.html
イワン・グレン(ヤンタリ造船所):2004年12月23日起工/2012年就役予定
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/40305562.html

[プロジェクト21820小型揚陸艦]
2006年2月11日起工(ヴォルガ造船所):2006年2月21日起工/2010年就役(?)

[プロジェクト11700「セルナ」揚陸艇]
2009年起工(ヴォルガ造船所)
2008年起工(ウラジオストク極東造船所)

 これらの艦船の大半は,ロシア西部(ヨーロッパ方面)で建造されています.
 ただ,極東方面の造船所(アムール造船所,ウラジオストク極東造船所)でも少数が建造されています.

 2008年11月12日,ロシア大統領ドミトリー・メドベージェフが上下両院合同会議において年次教書演説を行なった際,ロシア軍は,2010年に「3隻の原子力潜水艦」と「1隻のコルベット級軍艦」を受領すると述べています.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/40360064.html

「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」
2010/1/1(金) 午後 4:00

 現在,ロシア海軍向けに建造されている艦艇・その2
『コメルサント』2009年7月27日の記事「計画・建造中の艦艇」
より.記事後半の"Вспомогательные суда"(補助船)リスト.

[プロジェクト18280通信船](2隻建造予定)4,000t,95m
ユーリー・イワノフ(サンクトペテルブルク北方造船所):2004年12月27日起工/2011年就役予定

[プロジェクト21300S救助船](4隻建造予定)5,310t,105.1m
イーゴリ・ベロウソフ(サンクトペテルブルク北方造船所):2005年12月24日起工/2011年就役予定

[プロジェクト21130「ディスカント」海洋兵器輸送船]7,000t,116m
2008年起工(アムール造船所)2011年就役予定

[プロジェクト20180海洋兵器輸送船(調査・輸送船]5,400t,100m
ズヴェズドチカ(艦船修理センター「ズヴェズドチカ」):2004年9月3日起工/2009年就役?

[プロジェクト20360「ドゥブニャク」クレーン積載船]1,985t,61.5m
2005年3月31日起工(ナヴァシノ造船所)/2009年就役?

[プロジェクト12441U「グロム」練習艦]2,900t,121m
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/4428692.html
ボロジノ(ヤンタリ造船所):1997年7月25日起工(旧ノーウィック)/2011年就役予定

[プロジェクト11982試験船]1,117t,59.7m
セリゲル(ヤンタリ造船所):2009年7月8日起工/2011年就役予定

[プロジェクト22030海洋救助曳航船]1,500t,56.8m
オホーツク(ハバロフスク造船所):2007年6月16日起工/2011年就役予定

[プロジェクト745MB「モルシ」海洋救助曳航船]1,600t,56.5m
(ルイビンスク造船所):2011年就役予定
(ゼレノドリスク造船所):2008年起工

[プロジェクト19910小型水路測量船]1,200t,56.4m
ヴィクトル・ファレーエフ(ウラジオストク極東造船所):2006年10月24日起工/2011年就役予定

[プロジェクト19920大型水路測量艇]249.4t,34.5m
BGK-797(ブラゴべシェンスク造船所):2006年10月17日起工/2009年就役?

[プロジェクト21270「ブレヴェストニク」連絡艇](3隻建造予定)103t,27.4m
(サンクトペテルブルク北方造船所):2008年起工/2009年就役?

[プロジェクト90600泊地曳船]400t,25.5m
RB-47(レニングラード造船所「レラ」):2009年3月25日起工
RB-48(レニングラード造船所「レラ」):2009年7月2日起工

[プロジェクト12150「マングスト」パトロール艇]30t,18.7m
(ルビンスク造船所):2009年1月2日起工

 これらの艦船の大半は,ロシア西部(ヨーロッパ方面)で建造されています.
 ただ,極東方面の造船所(アムール造船所,ハバロフスク造船所,ウラジオストク極東造船所)でも少数が建造されています.

プロジェクト21300S 潜水艦救助船「イーゴリ・ベロウソフ」

「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」
2010/1/1(金) 午後 9:03


 【質問】
 ロシア海軍の,2020年までの建造計画は?

 【回答】
 「2011年から2020年のロシア国家兵器プログラム」によると,ロシア海軍は,2020年までに以下の艦艇を建造する予定になっているようです.
[2011-2020年のロシア兵器プログラムにおけるロシア海軍の艦艇調達数]

<潜水艦>
・プロジェクト955「ボレイ」級戦略原子力潜水艦×10隻
・プロジェクト885「ヤーセン」級多用途原子力潜水艦×10隻
・プロジェクト6363「改ワルシャワンカ」級非核動力潜水艦×6隻
・新非核動力潜水艦×14隻

<水上戦闘艦>
・プロジェクト22350「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲート×8隻
・プロジェクト11356M「アドミラル・グリゴロヴィッチ」型フリゲート×6隻
・プロジェクト20380/20385「ステレグーシチー」型コルベット×18隻(既に2隻就役済み)
・プロジェクト11661「ゲパルト」級コルベット×2隻(既に1隻就役済み)
・その他のコルベット×15隻
・プロジェクト21630「ブヤン」級小型砲艦×6隻 (既に2隻就役済み)

<揚陸艦>
・プロジェクト11711「イワン・グレン」型大型揚陸艦×6隻

 この他,フランスから導入する艦艇もあります.
・「ミストラル」級ヘリコプター揚陸艦×4隻

 「新非核動力潜水艦」は,調達中止となる「ラーダ」級に代わり,2014年から建造される,非大気依存機関搭載潜水艦です.
 ただ,14隻すべてが「新型潜水艦」になるとは限らず,この内の何隻かは,改ワルシャワンカ級になる可能性もあります.
(「近代化されたラーダ級」が含まれる可能性もあります)

 「その他のコルベット」は,おそらくプロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦でしょう.
(原案では,コルベットは合計35隻で,このうち18隻がステレグーシチー型と記されていますが,ステレグーシチー型以外のコルベット17隻には,カスピ小艦隊向けに建造中のゲパルト級2,3番艦も含まれるでしょう)

 更に,幾つかの現用艦艇が,2012年以降に近代化改装を実施する予定です.

・プロジェクト949A(オスカーII級)有翼ミサイル原子力潜水艦(8隻保有)
・プロジェクト971(アクラ級)多用途原子力潜水艦(12隻保有)
・プロジェクト11442「キーロフ」型重原子力ロケット巡洋艦(3隻保有)
・プロジェクト877(キロ級)非核動力潜水艦

 ただ,現在の保有艦全てが近代化される可能性は低いでしょう.
 ロシア海軍のキロ級は,少なくとも北方艦隊所属の2隻が「修理及び近代化改装」を実施します.
 キーロフ型は,少なくともアドミラル・ナヒーモフが近代化されます.
 ロシア海軍唯一の「空母」アドミラル・クズネツォフも,近代化される可能性が高いでしょう.

 仮に,この「2011年から2020年のロシア国家兵器プログラム」の計画通りに,艦艇が全て建造されたとして,それを各艦隊へ配分し,更には,その時点で残存しているでろう既存の艦艇も加味すると,2020年代前半(今から10数年後)のロシア海軍各艦隊は,大方,以下のようになると推察されます.
(ステレグーシチー型は既に就役済みの2隻,ゲパルト級は既に就役済みの1隻,ブヤン級は既に就役済みの2隻を含む)

[北方艦隊]
ボレイ級戦略原潜×5隻
ヤーセン級多用途原潜×5隻
オスカーII級ミサイル原潜×3隻
アクラ級多用途原潜×3隻
新非核動力潜水艦×4隻
キロ級潜水艦×2隻
空母アドミラル・クズネツォフ
キーロフ型重原子力ロケット巡洋艦×1隻
アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート×4隻
ステレグーシチー型コルベット×4隻
その他のコルベット×3隻
ミストラル級ヘリコプター揚陸艦×2隻

[太平洋艦隊]
ボレイ級戦略原潜×5隻
ヤーセン級多用途原潜×5隻
オスカーII級ミサイル原潜×3隻
アクラ級多用途原潜×3隻
新非核動力潜水艦×4隻
キロ級潜水艦×2隻
キーロフ型重原子力ロケット巡洋艦×1隻
アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート×4隻
ステレグーシチー型コルベット×4隻
ミストラル級ヘリコプター揚陸艦×2隻

[黒海艦隊]
改ワルシャワンカ級非核動力潜水艦×6隻
アドミラル・グリゴロヴィッチ型フリゲート×6隻
ステレグーシチー型コルベット×6隻
その他のコルベット×5隻
イワン・グレン型大型揚陸艦×3隻

[バルト艦隊]
新非核動力潜水艦×6隻
ネウストラシムイ型フリゲート×2隻
ステレグーシチー型コルベット×6隻
その他のコルベット×5隻
イワン・グレン型大型揚陸艦×3隻

[カスピ小艦隊]
ゲパルト級コルベット×3隻
その他のコルベット×2隻
ブヤン級小型砲艦×8隻

 現用のデルタIII/IV級,スラヴァ型,ソヴレメンヌイ型,ウダロイ型などは,ほとんど姿を消す事になるでしょう.
(最後のウダロイ改型であるアドミラル・チャバネンコ<1999年就役>は,残っているかもしれませんが・・・)

ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課
2012/2/13(月) 午後 5:35

青文字:加筆改修部分

 先週,ロシア非政府系メディア『コメルサント』紙は,ロシア連邦国防省が2020年までに,原子力潜水艦ボレイ級とヤーセン級を,それぞれ10隻ずつ調達すると報じました.
[2011-2020年のロシア兵器プログラムにおけるロシア海軍の艦艇調達数]

 しかし,ロシア連邦軍参謀本部総長ニコライ・マカロフ上級大将は,これを否定しました.

--------------------------------------------------------------------------------
【国防省は,2020年までに8隻ずつの原子力潜水艦ボレイ型およびヤーセン型の購入を望んでいる】
モスクワ,2月14日-ロシア通信社ノーボスチ

 ロシア連邦国防省は,2020年までに8隻の多用途原子力潜水艦と,8隻の戦略原子力潜水艦を購入する計画である.
 火曜日,ロシア連邦軍参謀本部総長ニコライ・マカロフ上級大将は,記者団に語った.

 先週,『コメルサント』紙は,国防省の情報提供者の話を引用し,同省が「2011年から2020年までの国家兵器プログラム」中の海軍の兵器及び軍用機器の購入数を変更し,「2011年から2020年までの国家兵器プログラム」においては,10隻の戦略用途ロケット水中巡洋艦ボレイ級と,10隻の多用途原子力潜水艦ヤーセン級を購入する計画になると報じた.

「私共は,8隻ずつの潜水艦(8隻のヤーセン型と8隻のボレイ型)を建造する計画ですが」
 マカロフは,国防省が潜水艦購入数の増加を決定したのかという質問に対し答えた.
「潜水艦の購入数増加についての問題は検討されましたよ」
 彼は,ロシア通信社ノーボスチの記者会見で語った.

 以前の計画では,20隻の潜水艦,35隻のコルベットと15隻のフリゲート以外に,8隻の新たな海洋弾道ミサイル「ブラヴァー」 搭載艦-戦略用途ロケット水中巡洋艦ボレイ級を購入する予定であった.

 マカロフは,今年の夏,ロシア海軍の戦闘編制に戦略用途原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」と「アレクサンドル・ネフスキー」が加入する事を肯定した.
 以前,ロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は,原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」と「ブラヴァー」ミサイルが同時に正式採用されるとロシア通信社ノーボスチに伝えた.
(2012年2月14日12時10分配信)
--------------------------------------------------------------------------------

 マカロフ将軍の話によると,ボレイ級およびヤーセン級の調達数増加は検討されたとの事です.
 『コメルサント』は,ロシア国防省内での検討段階の話を報じたようです.

 従って,「2011-2020年の国家兵器調達プログラム」におけるロシア海軍の各種艦艇調達予定数は,最終的には,以下のようになります.
[2020年代のロシア海軍]

<潜水艦>
・プロジェクト955「ボレイ」級戦略原子力潜水艦×8隻
・プロジェクト885「ヤーセン」級多用途原子力潜水艦×8隻
・プロジェクト6363「改ワルシャワンカ」級非核動力潜水艦×6隻
・新非核動力潜水艦×14隻

<水上戦闘艦>
・プロジェクト22350「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲート×8隻
・プロジェクト11356M「アドミラル・グリゴロヴィッチ」型フリゲート×6隻
・プロジェクト20380/20385「ステレグーシチー」型コルベット×18隻(既に2隻就役済み)
・プロジェクト11661「ゲパルト」級コルベット×2隻(既に1隻就役済み)
・その他のコルベット×15隻
・プロジェクト21630「ブヤン」級小型砲艦×6隻 (既に2隻就役済み)

<揚陸艦>
・プロジェクト11711「イワン・グレン」型大型揚陸艦×6隻
・「ミストラル」級ヘリコプター揚陸艦×4隻(フランスから導入)

 ボレイ級とヤーセン級は,北方艦隊と太平洋艦隊で,それぞれ半分(4隻)ずつという事になるでしょう.

ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課
2012/2/14(火) 午後 6:27

青文字:加筆改修部分


 【珍説】
『宮崎正弘の国際ニュース・早読み』:【ロシア海軍の「白日夢」 宮崎正弘】

 〔略〕
 〔ロシア海軍司令官〕マソリン提督は定年を五年延長され,しかも「冷戦時代のソ連海軍」に匹敵するほどの海軍力再建に乗り出す,と宣言した.
 記者会見はロシア海軍記念の港セバストポリで行われ,
「ロシアは空母を六隻,新造する」
 この爆弾発言は,さらに続き,
「六隻は大西洋と太平洋に等分に配分される.
 また既存の黒海艦隊,バルト艦隊,北方艦隊を整合させ,地中海にも進出しなおす」(現在ロシア海軍はシリアに基地を租借するのみ).

 これは白日夢なのか?いやプーチンの大国ロシア復活路線を補完する「海軍版」なのか?
 冷戦中,ソ連は五隻の空母をつくった.いずれもスクラップ廃船,鉄の塊でジャンクとして中国へ輸出,そして故障だらけ(インド).

 しかも空母のドックヤードは,当時ウクライナのニコラエフ造船所だけしかなく,CISとして独立後のウクライナは,軍事的にはロシアに非協力的だ.

 ロシア海軍の現状と言えば,統計上は米軍と同じ船舶艦数だが,その訓練度,質が問題であるばかりか,実は殆どが「動かない」「修理中」.

▼艦船は修理ばかり,海軍兵は訓練ばかり.
 米軍関係の推定では「稼働できるのは,巡洋艦五隻,駆逐艦九隻,フリゲート艦十二隻」.(ユーラシア・ディリー,8月9日付け).

 冷戦時代のように中東,インド洋,地中海あたりで,米軍艦隊の周辺をうろついたが,あの能力さえない.

 マソリン提督の「強いロシア,強い海軍」の構想は2015年からの空母建設が基礎になっている.

 空母は建造技術にハイテク,コンピュータの高度化,材質の高級化も必要だが,一隻の空母に数十の艦隊をともなっての編成となり,乗組員の訓練の高度化も必要.

 しかし空母を建造しようにも現在のロシアには産業のインフラが不足している.
 第一にシップヤードの建設から開始する必要があり,北方に位置するセフマシェ(ここでは原子力潜水艦をつくってきた)が第一候補.
 ミグ29搭載の空母「ゴルシコフ」は08年にインドに引き渡される予定だったが,機能するか,どうかは別で,しかも完成は2011年にずれ込む懼れが出ている.

 天文学的軍事予算に経済が耐えきれず,ソ連って崩壊したんですよね?(「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」より)

 【事実】
>ロシアは空母を六隻,新造する.

 ロシア側報道
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/22859900.html
でも確かに,マソリン提督は,
「航空母艦6個戦隊」
と言っているが,その空母は
「少なくとも長さ100メートルを越える原子力艦になり,30機のジェット戦闘機およびヘリコプターを搭載する」
というもの.
 アメリカ海軍のような超大型原子力空母を6隻造る,という話では無い.

 前語の文脈から,宮崎正弘とやらは,米空母のような艦をロシアが6隻造る,とでも思っているようだが.

>六隻は大西洋と太平洋に等分に配分される

 ロシア側報道では
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/21856074.html
「海軍総司令官は,ロシアが今後20~30年で,北方艦隊の空母部隊と,潜在的には太平洋艦隊にも同様の部隊を展開させる事が出来るだけの経済的能力を持つだろうと発言した.」
というわけで,どう見ても発言の曲解です.

>しかも「冷戦時代のソ連海軍」に匹敵するほどの海軍力再建に乗り出す,と宣言した.

 してねーよ.

 ロシア側報道
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/22859900.html
>「ロシア海軍は,今後20年の間で,世界第二位に成長するでしょう」
> ロシア海軍記念日(7月29日)に,海軍総司令官ウラジーミル・マソリン提督は,こう発言した.

コレのどこをどう読めば,「冷戦時代のソ連海軍に匹敵するほどの海軍力再建宣言」になるんだよ(失笑)


>地中海にも進出しなおす

 ロシア側報道
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/23030250.html

 確かにロシア海軍総司令官は,地中海でプレゼンスを保持すべきだと発言したが,それは,米国とかに対抗する意図では無く,むしろ,地中海で西側(NATO)に対し積極的に協力するという性格のものだよ.

>冷戦中,ソ連は五隻の空母をつくった.いずれもスクラップ廃船

「アドミラル・クズネツォフ」は無視ですか?(笑)
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/22444104.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/21856074.html

>そして故障だらけ(インド).

 今のインドの現役空母「ヴィラート」は,イギリス製ですが何か?(笑)

>空母を建造しようにも現在のロシアには産業のインフラが不足している.

 実はウクライナのニコラエフ造船所を除いても,今のロシア国内には,空母を建造可能な大型乾ドック(6万t以上)を有する「シップヤード」が3箇所あったりする(笑)

セヴマシュ・プレドプリャーチェ
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/6643350.html
バルチースキィ・ザヴォート
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/7769106.html
アドミラルティ造船所
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/12593541.html

>天文学的軍事予算

 ロシア新空母は,ダイヤモンドと純金とプラチナで造るのかい?(大爆笑)

 繰り返しだが,ロシア側報道
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/22859900.html
「マソリンは,艦艇(空母)が少なくとも長さ100メートルを越える原子力艦になり,30機のジェット戦闘機およびヘリコプターを搭載するだろう,と言った.」
というわけで,ロシア海軍は,比較的小型の空母の建造を考えているのであって,アメリカ海軍が保有しているような超大型原子力空母を造ろうとしているわけでは無い.

 そもそも,ロシア側報道で伝えられるマソリン提督の発言の主旨を纏めると
「数十年後のロシアは,6個くらいの空母機動部隊を,北方及び太平洋艦隊に展開させられる程の経済力を持っているだろう」
という事ですが.

 「早読み」は良いけど,「正確」に読め,宮崎正弘とやら.

Морские Силы~ロシア・ソ連海軍~
2007/8/11(土) 午後 7:40

▼ 2007年9月現在,ロシア海軍黒海艦隊には,クリヴァク型フリゲート2隻が所属しておりますが,その内の1隻であるラードヌイЛадный(艦長アレクサンドル・シュヴァルツェ2等海佐)は,8月初頭から地中海で行動しております.

 以下,ロシア側報道より

【ロシア艦艇「ラードヌイ」は,トルコ沖でNATOの作戦に参加する】
(2007年8月9日19時39分)

セヴァストポリを出港する「ラードヌイ」の動画

【警備艦「ラードヌイ」は,イタリアに到着した】
(2007年8月20日)


9月3日,シリアのタルトゥスに寄港

【ロシア警備艦「ラードヌイ」は,地中海パトロールを始める】
(2007年9月4日18時18分)


 この「ラードヌイ」の行動は,
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/23030250.html
で触れられている
「東部地中海でNATO海軍の合同任務部隊に加わる為,フリゲートを派遣」
に当たるものです.

 言い換えれば,これが,
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/23071749.html
で取り上げた
「黒海艦隊の関与でロシア海軍は地中海で"プレゼンス"を保持」
の具体的中身というわけだ(笑)

 これのどこが,「東欧でミサイル防衛計画を進める米国をけん制する狙い」だ?(爆笑)

 ついでに書くと,昨年の同時期には,もう1隻のクリヴァク型フリゲート「プイトリーヴイ」が地中海へ派遣され,NATOの作戦に参加しております.
 つまり,ロシア海軍総司令官ウラジーミル・マソリン提督が言いたかったのは,こういった活動を,(地中海で)もっと積極的に行なうべきだ,というコトだったんだよ.

faq39m1135r02.jpg
faq39m1135r03.jpg

Морские Силы~ロシア・ソ連海軍~
2007/9/6(木) 午後 6:51


 【珍説】
露海軍の"オーシャン・ネービー"復活へ向け唯一の空母"クズネツォフ"も参加

 [ワシントン発1月8日=デービッド・ハルスタム]
 ロシア海軍が地中海で大規模な機動部隊の演習を開始した.
 露海軍のスポークスマンが1月8日,明らかにした.
 機動部隊は空母『クズネツォフ』(47,000トン)を旗艦に戦闘艦船等合計11隻で編成.
 最新鋭艦上戦闘機スホーイSu-33『フランカーD』など固定翼機47機,ヘリコプター10機が加わっている.
 空軍に続き海軍も地球規模での作戦能力復活を目指すプーチン大統領の新戦略に基ずく.
 冷戦終了後,初の本格的露海軍の長距離遠征での力の誇示だ.
 たまたまブッシュ大統領が中東の恒久的和平実現へ向け昨年11月のアナポリス国際会議での成果実現へ1月8日から中東歴訪へ向けワシントンを出発する.
 微妙なタイミングでの地中海での露海軍の演習開始はクレムリンの中東での発言権確保の意図が窺える.
 アナトリィ・セルジューコフ国防相は昨年12月上旬から2ヶ月間,往復23,200キロに及ぶ今回の長期演習実施で,『戦略的意義のある海域での露海軍のプレゼンスと航海能力の検証』を挙げ,"オーシャン・ネービー"体制復帰で米海軍に張り合う意志を明らかにした.
 〔略〕

 【事実】
 〔略〕

>たまたまブッシュ大統領が中東の恒久的和平実現へ向け
>昨年11月のアナポリス国際会議での成果実現へ
>1月8日から中東歴訪へ向けワシントンを出発する.
>微妙なタイミングでの地中海での露海軍の演習開始は
>クレムリンの中東での発言権確保の意図が窺える.

 「露海軍」は,昨月末から「地中海で演習開始」しているんですけど・・・
(ロシア空母部隊の地中海入りは2007年12月21日)

 それにロシア空母部隊は,昨年12月5日に出港しているんですが.
 という事は「長距離遠征」は,それより前に計画されていたわけです.

 2008年1月8日のブッシュ大統領中東歴訪に合わせる為,ロシア海軍幹部は,2007年11月以前に地中海遠征を計画したとでも?
 ロシア海軍幹部はエスパーですか?(笑)

>冷戦終了後,初の本格的露海軍の長距離遠征での力の誇示だ.

 1996年の地中海遠征は無視ですか?

>"オーシャン・ネービー"体制復帰で米海軍に張り合う意志を明らかにした.

 えーと,ロシア空母部隊は,「1月8日」に地中海でアメリカの同盟国であるイタリア海軍と合同演習しているんですが・・・・

ロシアおよびイタリアの海軍合同演習はイオニア海で始まった
RIAノーボスチ・2008年1月8日


 「米海軍に張り合う意思」を持って,NATO加盟国海軍と合同演習するんですか?

 要旨だけでなく,記事の細部もデタラメだらけで,この記事は全くお話になりません.

>ロシア海軍が地中海で大規模な機動部隊の演習を開始した.
>露海軍のスポークスマンが1月8日,明らかにした.

 「1月8日」以前の「露海軍のスポークスマン」の発表は無視ですか?
 RIAノーボスチくらい読みましょう.

ロシア連邦の艦上航空機は,地中海上空を飛行する
モスクワ,12月28日(RIAノーボスチ)


ロシア連邦海軍の艦上航空機は,地中海での飛行活動を首尾よく遂行した
モスクワ,1月4日(RIAノーボスチ)


>機動部隊は空母『クズネツォフ』(47,000トン)を旗艦に戦闘艦船等合計11隻で編成.

 ロシア側報道によると,「機動部隊」は,以下の艦艇で「編成」されています.

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」「アドミラル・チャバネンコ」
支援艦「セルゲイ・オシポフ」「ニコライ・チケル」「イワン・ブブノフ」

 6隻しか居ませんが・・・・

 なお,ロシア空母部隊の動向については,当第2ブログで随時掲載しているので宜しく.
http://rybachii.blog84.fc2.com/
(ロシア側の一次報道「だけ」を掲載しております)

 それにしても,西側メディアや評論家は,ロシア側から発表された情報を「そのまま伝える」という「当たり前の事」が,何故できないんだろうね?
 〔略〕

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ~ロシア・ソ連海軍~
2008/1/13(日) 午後 0:06

青文字:加筆部分


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